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ピカソの本名なぜ長い?覚え方や名前の意味が面白い!

絵画に対する興味が全くない人でも知らない人はいない、新たな芸術の道を切り開いた巨匠ピカソ。

作品は見たことがあるけどパーソナルな部分は知らないという方が多いのでは?

引用元:Wikipedia

今回はピカソの基本的なプロフィールは勿論のこと、長すぎる本名にフォーカスし何故長いのか・意味や由来なども解説していきます。

面白い覚え方もあるので、覚えて周囲の方に披露してみて下さいね!

 

ピカソの本名はなぜ長い?何文字あるの?

アナタは偉大な画家であるピカソの本名ってご存じですか?

本名は、

Pablo Diego José Francisco de Paula Juan Nepomuceno María de los Remedios Crispiniano de la Santísima Trinidad Ruiz y Picasso

(パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ)

になります。ちなみにキリスト教徒の洗礼名です。

 

とりあえず打ち込んだ後、3回ほど確認させていただきました。(笑)

しめて106文字(ローマ字表記)の超大作、日本で言うところの寿限無クラスの長さと言えます。

 

ではなぜこんなに長い名前になったのか、気になりますよね?

ピカソの出生地であるスペインでは、自身の名前・苗字だけでなく父・母・叔父・叔母などの家族の名前を本名の一部とすることがあるようなのです。

 

さらに洗礼名なので聖人・縁者・祖先などから名前を取ることで長くなったわけですね。

ちなみにピカソは母方でルイスが父方の名前ですが、本名があまりにも長すぎるためピカソ本人がフルネームを覚えていなかったと言われています。

 

 

ピカソの本名には覚え方があった!

さてピカソの長すぎる名前ですが、雑学の1つとしてすらすら言えたらカッコいいと思いませんか?

そんなアナタのチャレンジをサポートすべく、オススメの覚え方を紹介しちゃいます!

 

覚え方のコツは、

  1. ピカソの名前を構成する単語ごとにイメージを持つ
  2. そのイメージと身体の部位を結び付ける

という2つです。「ん?ちょっとよく分からないんだけど。」という方のために、実際にやってしまいましょう。

 

  • Pablo(パブロ)⇒パブっぽい語感⇒ギネスビールのイメージ⇒ギネスの入ったジョッキが“頭上”にある
  • Diego(ディエゴ)⇒デーゴに語感が近い⇒島唄のイメージ⇒“額”から声を出すように島唄を歌う
  • José(ホセ)⇒洗濯物を“干せ”に変換⇒洗濯物で“目”の前の視界が開けない
  • Francisco(フランシスコ)⇒フランシスコ・ザビエル⇒歌のサビ(やや無理矢理変換)⇒歌う“口”
  • de(デ)⇒出っ歯のイメージ⇒“歯”
  • Paula(パウラ)⇒パウという音に注目⇒ゾウの鳴き声のイメージ⇒ゾウの鼻が“首”にあたる
  • Juan(ファン)⇒扇風機などのファンをイメージ⇒“肩”に小さい扇風機を付けて涼む
  • Nepomuceno(ネポムセノ)⇒「せーの」の掛け声をイメージ⇒せーので“胸”のあたりを軽く押す
  • María(マリア)⇒蹴鞠のイメージ⇒鞠が誤って“腹”にあたる
  • de(デ)⇒出っ歯をイメージ⇒明石家さんまさんを連想⇒明石家さんまさんに“腰”にツッコミを入れられる
  • los(ロス)⇒時間をロスするイメージ⇒“尻”もちをついて時間をロスする
  • Remedios(レメディオス)⇒レメディの音を抽出⇒remedy(治療)に英訳⇒“股間”を怪我し治療にあたる
  • Crispiniano(クリスピアーノ)⇒クリスピーと音が似ている⇒クリスピーチョコを想像⇒クリスピーチョコを“太もも”にこぼす
  • de(デ)⇒出っ歯をイメージ⇒明石家さんまさんを連想⇒明石家さんまさんに“膝”かっくんされる
  • la(ラ)⇒ラララをイメージ⇒スキップを連想⇒スキップの途中で転倒し“すね”を怪我する
  • Santísima(サンティシマ)⇒シマを抽出⇒元楽天イーグルスの嶋捕手をイメージ⇒嶋捕手に“足首”をタッチアウトされる
  • Trinidad(トリニダード)⇒鶏(トリ)を連想⇒逸れた鶏の“足”跡をたどって探す

 

みたいな感じで単語ごとのイメージを持って覚えてみてはいかがでしょう?

もちろん単語から連想されるものは、アナタの覚えやすいものに変えてアレンジしてくださいね。

 

 

ピカソの名前には意味や由来があった!

ピカソの名前が家族や聖人から取られて長くなったことはわかりましたが、一体どんな想いを込めてご両親は命名したのか気になりませんか?

単語ごとにクローズアップして、ピカソの名前の意味合いや由来について見ていきましょう。

 

Pabloは新約聖書のパウロの名を持つ伯父の名前からとった、ピカソのファーストネームです。

Diegoは17世紀を代表する画家であるディエゴ・ヴェラスケスに由来する名前です。この名前を冠したピカソが後の時代を切り開く画家になるのは、ロマンだなと個人的には思いますね。

 

Joséはピカソの父の名前をそのまま引き継いでいます。この名はバロック期のスペイン画家であるホセ・デ・リベーラの流れを汲んでおり、絵画を生業にしていた親子の名前としてはピッタリですよね。

 

Francisco de Paulaは聖人名パオラの名前に由来する、ピカソの母方祖父の名前を受け継いだものです。

 

Juan Nepomucenoは父の友人の名前で、守護聖人ジョン・ネポマックの名に由来する名前になります。

父の友人の名前にあやかるなんて日本じゃちょっと考えにくいなと思いましたが、偉人の名前にあやかるという手法に近い感覚なのかもしれませんね。

 

María de los Remediosは聖母マリアに由来する洗礼の代母の名前と言われています。このあたりはさすがキリスト教徒、宗教色が色濃く出ていますね。

 

Crispiniano de la Santísima Trinidadはキリスト教の言葉で神・キリスト・聖霊の“三位一体”にあたる言葉になります。

最も神聖な名前を結びに置くというのはヨーロッパの古い慣習で、由緒正しき名前という事が出来そうです。

 

Ruiz y Picassoは家族の姓である“Ruiz(父方)とPicasso(母方)”という意味です。

 

名前の長さはさることながら、意味合いもてんこ盛りに盛った名前だったことが分かりました。

 

ご両親がそれだけ並々ならぬ期待を寄せて名付けたのでしょう。

その期待に見事応えてみせたピカソは、やはり常人の域を軽々と超える器をもって生まれたと言えそうですね。

 

 

ピカソとは何をした人?わかりやすくプロフィールを紹介

<ピカソ プロフィール>

  • 1881年10月25日~1973年4月8日(享年91)
  • 出生地 スペイン・マラガ
  • 代表作『アヴィニョンの娘たち』『ゲルニカ』『泣く女』など
  • 父は画家であり美術学校教諭、後に息子の才能に感服して自らは筆をおく
  • フランスを拠点に油絵・素絵で1万3500点、版画10万点、挿絵3万4000点、彫刻300点を生みだし作品数でギネス記録認定されている

 

ピカソの絵画の特徴として生涯を通して“作風が変化していくところ”が挙げられます。

20代前半に貧しい人を青系の色調で描いた『青の時代』や20代後半の優しい淡い色調を用いた『ばら色の時代』と称される作品は特に高く評価されていました。

 

1907年代表作『アヴィニョンの娘たち』の制作を機に、ジョルジュ・ブラック氏とともに造形的な探求に目覚め作風が変化します。

ここから事象を多角的に描写する『キュビズム』に傾倒しますが、アフリカの彫刻から着想を得たこの手法は後の芸術作品に大きな影響を与えました。

 

その後も第一次世界大戦頃にはロシア・バレエ団の舞台装飾の活動に触れたことで古典スタイルに転向したり、1930年代後半には第二次世界大戦を予兆させる祖国スペインの危機に筆を武器に戦うことを決め『シュルレアリスム』に接近していきます。

 

当時作成されたのが誰もが知る名作『ゲルニカ』です。

また晩年は南フランスに拠点を移し、絵画だけでなく彫刻の作成に没頭し生涯に幕を閉じたのです。

このようにピカソは画家としては珍しく、生前に評価を受け富と名声を手にしたことも知られています。

生涯を通して後の世に影響を与える作品を作り続けられるその非凡な才能は、称賛を通り越して恐ろしいとすら言えます。

これからどれだけ時代が進んでも、ピカソを超える作家は生まれないかもしれませんね。


2 件のコメント

  • クリスピアーノの前には
    クリスピンが来ると思うのですが
    だからピカソのフルネームは

    パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ

    だと思います

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