境界性人格障害は、うつ病や不安障害とともに起こるとも言われている、精神的な病の一つです。
対人のコミュニケーションが苦手な人がなるイメージがありますが、実は顔の広そうな芸能人にも、境界性人格障害者は多くいます。
今回は、国内と海外の二部門に分けて、境界性人格障害者を調べてみました。
境界性人格障害の芸能人:日本
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まずは、国内の境界性人格障害の有名人を見てみましょう。
意外にも、独特の才能を持つ方や、人気者が多い印象を受けました。
尾崎豊
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尾崎豊さんは、シンガーソングライターで、1992年に26歳という若さでこの世を去っています。
尾崎豊さんは、破壊的なパフォーマンスと、自身の生きる意味を訴える歌詞で、
若者から絶大な支持を得ていましたが、実はここに境界性人格障害の症状が表れています。
境界性人格障害は、自分に不安を抱くだけではなく、自分が何者かわからないという、アイデンティティーの混乱もよく起こすのです。
例えば、尾崎豊さんの代表作『卒業』や『シェリー』には、以下のような歌詞があります。
“あと何度自分自身 卒業すれば本当の自分にたどり着けるだろう”(『卒業』より)
“シェリー 俺ははぐれ者だからお前みたいにうまく笑えやしない”(『シェリー』より)
この歌詞のように、尾崎豊さんは、
- 「自分が何者であるかわからない」
- 「自分は他社とは違う存在」
という苦しみを抱えていたのでしょう。
尾崎豊さんは、曲の通り学生時代から素行が悪かったり、死因は覚せい剤であるとも言われています。
自分の感情のコントロールが効かなかったり、飲酒や薬物におぼれてしまうのは、やはり境界性人格障害なんですね。
種田山頭火
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種田山頭火氏は古い日本の詩人で、その天才的な詩作(
種田山頭火氏の主な症状は、その情緒不安定さでした。
種田山頭火氏が11歳の頃、父親は飲んだくれがひどく、母親は父親の怠惰が原因で自殺をしてしまったという経験をしているのでした。
そして、子供の頃に十分な愛情を受けることができなかった種田山頭火氏は、俳句だけでは食べていけず、職を転々とし、ついには多額の借金を抱えてしまいます。
この借金の理由は、弟と共同で始めた仕事への投資だったのですが、借金を苦に弟も自殺してしまい、さらに種田山頭火氏の精神は病んでいきます。
そして、種田山頭火氏が40代前半の頃、泥酔状態で市電の線路上で倒れているところを発見されましたが、
これは種田山頭火氏の自殺未遂だったとされています。
その後、種田山頭火氏は、精神修養の目的から、出家し、
このように、精神的に極端に弱く、酒に逃げてしまうあたり、種田山頭火氏はれっきとした境界性人格障害だったんですね。
個人的には、種田山頭火氏の母親、父親、弟の家族全体が境界性人格障害だったのでは、とさえ思います。
横山やすし
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横山やすしさんは、西川きよしさんとのやすきよ漫才で人気だった、漫才師です。
横山やすしさんといえば、度重なる不祥事も多々ありましたが、その不祥事も境界性人格障害によるもので、
横山やすしさんは、特に自己愛が強いタイプの境界性人格障害だったそうです。
漫才では一流だったことには違いありませんが、
- タクシー運転手にへの暴行と無免許運転による長期謹慎、
- 酔っぱらったままの生放送出演、
- 共演者への暴言、
- ついでは横山やすしさんの息子の一八さんも、暴行事件を起こす
など、横山やすしさんの素行の悪さはたびたび問題となっていました。
そして、横山やすしさんの不祥事は、いずれも飲酒が引き起こしたものであり、横山やすしさんは、過度なアルコール依存症だったのでしょう。
そんな横山やすしさんを狂わせたのは、相方の西川きよしさんが、第14回参議院議員通常選挙に出馬し当選してしまったことが原因だったようです。
西川きよしさんが、漫才ではなく政治に本腰を入れてしまったことがショックでもあり、コンビの仕事が減った横山やすしさんは、さらに飲酒量を増やしていきました。
1996年1月21日の夜、横山やすしさんは自宅で意識を失って倒れているのを、妻の啓子さんが発見し、そのまま帰らぬ人となってしまいました。
横山やすしさんの死因は、「アルコール依存症による重度の慢性肝炎」で、やはり日ごろから手放せなかったアルコールが原因で、51歳で生涯を終えてしまいました。
横山やすしさんの、不祥事を起こしてもやめられないほどのアルコールへの依存や、他人への暴言、暴行ぶりを考えると、確かに境界性人格障害と言えそうですね。
境界性人格障害の芸能人:海外
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次に、海外の境界性人格障害の有名人を見てみましょう。
比較的おおらかなイメージがある外国の方々でも、対人に不安を感じるとは、少し意外でした。
アンジェリーナジョリー
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アンジェリーナ・ジョリーさんは、アメリカの女優で、ブラッド・ピットさんの妻だったことでも知られていますよね。
そんなアンジェリーナ・ジョリーさんは、アメリカで「ボーダー(境界性人格障害のこと)といえば?」ときくと、
ほとんどの人が、「アンジェリーナ!」と答えるほど、境界性人格障害として有名なのです。
アンジェリーナ・ジョリーさんは、幼少期からタトゥーに親しんでおり、背中、腹、腕など、
現在は、アンジェリーナ・ジョリーさんの子供たちの出生地と経度を彫り込んでいます。
タトゥーだけではなく、アンジェリーナ・ジョリーさんにはナイフの収集趣味があり、14歳の時に交際していた男性と、互いの体を傷つけあった過去もあります。
それに、前夫のソーントンさんの血液を持ち歩いたり、次の夫のジョニー・リー・ミラーさんと結婚する前は、薬物の経験があったことも知られています。
このように、アンジェリーナ・ジョリーさんは、
- タトゥーやナイフでの自傷行為
- 血液を持ち歩くなどの他人への依存性
- 薬物依存
など境界性人格障害の症状が多く見られます。
また、ブラッド・ピットさんとの離婚騒動でも、「ブラッド・ピットさんが子供に虐待をした、不倫があった」など事実とはかけ離れている証言。
ブラッド・ピットさんは「悪質な嘘をついている」と、アンジェリーナ・ジョリーさんを批判しました。
不安感から虚偽の発言をしてしまうことは、境界性人格障害と言えますね。
アンジェリーナ・ジョリーさんが、境界線人格障害になった原因は、父親が不倫により母親を苦しめたことにより、
アンジェリーナ・ジョリーさんと父親の仲が最悪だったことが関係しています。
ウィノナ・ライダー
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ウィノナ・ライダーさんは、代表作『シザーハンズ』で知られる、アメリカの女優で、1999年の『17歳のカルテ』で、実際に境界性人格障害の患者を演じました。
また、ウィノナ・ライダーさん自身も、境界性人格障害の傾向があると語っています。
ウィノナ・ライダーさんが境界性人格障害になった理由は、芸能活動をしていたことや、華奢だったことで、高校時代にいじめを受けていたからと言われています。
また、ウィノナ・ライダーさんは、ヒット作に多数出演し、巨額の富を得ていたにもかかわらず、2001年にビバリーヒルズのショップで、たった5500ドルの商品を盗み、逮捕されました。
当然、お金がなかったからではなく、ウィノナ・ライダーさんは、一瞬の物欲を我慢できなかったというのです。
自身の感情をコントロールできないのは、境界性人格障害の症状の一つとして、よく表れるものです。
ダイアナ妃
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ダイアナ妃は、イギリスの第1位王位継承権者ウェールズ公チャールズの最初の妃で、
チャールズ王太子とは、1996年に離婚し、ダイアナ妃は1997年に事故で命を落としています。
ダイアナ妃の死に関しては、今だ謎が深まるばかりですが、ダイアナ妃も境界性人格障害だったと言われています。
その理由も、ダイアナ妃が長い間摂食障害に苦しんでいたからです。
公務により過度なプレッシャーに悩まされたダイアナ妃は、過食に走ることで、自身の心の隙間を埋めようとしました。
しかし、過食により心が満たされるのは一瞬で、空虚感を感じて、さらに過食を繰り返すという、負のループでした。
実は、ダイアナ妃は学生時代からも大食いで太り気味だったと言われており、過食行為は、自傷行為の一つで、境界性人格障害の症状です。
また、ダイアナ妃は耐えきれなくなると、過食だけではなく、リストカットもしていたそうです。
ダイアナ妃が境界性人格障害なのは、幼少期の両親の離婚が原因と思われています。
ところが、ダイアナ妃に関しては、色々と情報操作されているという噂もあります。
一時期は、ダイアナ妃との別居報道で悪者扱いされていたチャールズ皇太子とその背景が優位に立つために、
ダイアナ妃がおかしかったとしている可能性もありますね。
ジェームズ・ディーン
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ジェームス・ディーンさんは、代表作『エデンの東』(1955年)で知られる、アメリカの俳優で、24歳というあまりにも早すぎる死を遂げています。
ジェームス・ディーンさんが、境界線人格障害になった原因は、9歳の頃に母親がなくなり、愛情を受けることができなかったからではないかと言われています。
学生時代に、演劇部で演技を学んだジェームス・ディーンさんは、『エデンの東』や、『理由なき反抗』(1955年)で、ハリウッド俳優として名声を得ました。
元々、カーレースが好きで、スピード狂でも知られていたジェームス・ディーンさんは、友人とともにカーレースに向かう途中で、無謀な運転を試みて、衝突事故を起こしました。
ジェームス・ディーンさん以外の同乗者は一命をとりとめたものの、ジェームス・ディーンさんは首の骨を折るなどして、即死状態でした。
このように命知らずの無謀な行動をとることも、境界性人格障害の症状の一つとも言われています。
ジェームス・ディーンさんは、主演級俳優になってから、わずか半年というキャリアにもかかわらず、
演技力の高さから現在もハリウッドの名俳優としてたたえられています。
リンジー・ローハン
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リンジー・ローハンさんは、アメリカの女優で、
リンジー・ローハンさんは、20代になると、一躍アメリカの人気アイドル女優として人気者になり、2007年には、「世界で最もセクシーな人物 TOP100」の一位に選出されました。
しかし、同時に素行の悪さも目立っており、リンジー・ローハンさんは、2007年にはコカイン使用と飲酒運転の容疑で逮捕。
その後も禁酒プログラムを欠席、保護観察違反をするなど、全く反省のそぶりを見せないことも話題になりました。
仕事も人気もなくなり、さすがに懲りたかと思われましたが、2010年にリンジー・ローハンさんは再び薬物反応で陽性が出てしまいました。
このように、リンジー・ローハンさんは、薬物使用、暴力事件、自動車事故などを現在まで繰り返し起こしており、
他人への感情のコントロールができないことや、飲酒や薬物に依存していることからも、境界性人格障害と言えます。
小さい頃から、他人と違う環境で育てられたことが原因なのでしょうか。
シルビア・プラス
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シルビア・プラス氏は、アメリカの詩人、小説家、短編作家で、文学史上では、告白詩を生み出した人物として評価されています。
シルビア・プラス氏は幼いころから成績も優秀で、早期から詩作活動を始めたことで世間からも注目を集めていました。
学生時代からシルビア・プラス氏は、精神不安を抱えており、ボーイフレンドには、「死んでもいいくらい好き」と書いて送ったり、
お気に入りの詩人に会えないことに激怒したりと、感情をコントロールできないことが多々あったと言われています。
ついに、シルビア・プラス氏は母の睡眠薬を大量摂取し、一度目の自殺未遂を行いました。
自殺未遂後、シルビア・プラス氏は精神治療を終えて、ケンブリッジ大学へ進学し、夫のヒューズと出会いました。
ヒューズと結婚後、二人の子宝に恵まれますが、のちにヒューズの不倫が発覚し、またもやシルビア・プラス氏の精神が崩れ始めます。
シルビア・プラス氏は、亡くなる6~7か月前もうつ状態が続いており、1963年2月11日の朝に、一酸化中毒によって自殺が完遂されてしまいました。
シルビア・プラス氏の遺体は、オーブンに頭を突っ込んで、ガスの元栓をひねったという、凄惨なものでした。
実は、シルビア・プラス氏は8歳の頃に、糖尿病で父親を亡くしていました。
幼いころに父親からの愛情を受けることができなかったのが、境界性人格障害の原因かもしれません。
ドウグ・フェラーリ
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ドウグ・フェラーリさんは、アメリカの世界的に有名なコメディアンで、日本ではあまり聞きませんが、特に英語圏で有名です。
「
ドウグ・フェラーリさんは、実際に精神科より境界性人格障害の診断を受けたことも知られていて、42歳になるまでは、失業しホームレス生活をしていました。
ドウグ・フェラーリさんは、現在64歳くらいですので、本当に遅咲きのコメディアンなんですね。
ドウグ・フェラーリさんには妻がいたのですが、自身の感情をコントロールできず、妻へのDVや、破壊行為があまりにもひどかったそうです。
ドウグ・フェラーリさんの暴力のひどさに、ドウグ・フェラーリさんの妻は、DVシェルターや、スラムでの生活と余儀なくされたことがありました。
ドウグ・フェラーリさんは自身で、危機感を感じたこともあり、薬物療法や、様々な精神療法を受け、境界性人格障害を克服するに至りました。
また、社会的奉仕活動に励み、社会からの孤立を防ぐことで、「自分は孤独ではない」という気持ちを保っていたようです。
なお、
ドウグ・フェラーリさんは、境界性人格障害で社会から孤立し、「人間はコミュニティから孤立しては生きていけない」ことを実感したようなんです。
このように、自分の努力と忍耐で、境界性人格障害を克服するケースもあるんですね。
エリク・エリクソン
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エリク・エリクソン氏は、アメリカの発達心理学者で、「アイデンティティ」の概念、エリクソンの心理社会的発達理論を提唱。
米国で最も影響力のあった精神分析家の一人とされています。
エリク・エリクソン氏は、青年期は
「
と語ったといいます。
このように、感情の起伏があまりにも激しかったり、自身への過剰愛も境界性人格障害と言えるでしょう。
実際に、エリク・エリクソン氏はも、「
エリク・エリクソン氏が境界性人格障害となった主な原因は、
「父親がどこにいるのか、
といいます。
「アイデンティティー」という概念を生み出した、エリク・エリクソン氏は自身が言っているのですから、エリク・エリクソン氏が境界性人格障害だったのは、間違いないのでしょう。
しかし、エリク・エリクソン氏は、妻ジョアンとの出会いで、自分を取り戻し、境界性人格障害を克服することができました。
このように、精神が満たされることで、境界性人格障害を乗り越えることもできるんですね。
ヴァージニア・ウルフ
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ヴァージニア・ウルフ氏は、イギリスの小説家、評論家、20世紀モダニズム文学の主要な作家の一人です。
『ダロウェイ夫人』 (1925年)、『灯台へ』 (1927年) などの代表作でも知られています。
ヴァージニア・ウルフ氏もまた、生涯を通して周期的な気分の変化や、神経症状に悩まされていました。
ヴァージニア・ウルフ氏が境界線人格障害になった原因は、若い時に両親を続けて亡くしたことと、親戚から性的虐待を受けていたことと思われます。
ヴァージニア・ウルフ氏は、現に両親が亡くなった時期は、どちらも神経衰弱で治療や、入院をしていたことがわかっています。
その後、ヴァージニア・ウルフ氏は自身の精神状態と戦いながらも、執筆活動は変わらず続けていましたが、第二次大戦が勃発。
ロンドン大空襲によって家が破壊されたこと、亡くなった友人ロジャー・フライの伝記の評判が芳しくなかったことで、ヴァージニア・ウルフ氏の神経衰弱症状は重くなり、ついに仕事も手につかなくなってしまいました。
そして、ヴァージニア・ウルフ氏はついに、31歳の若さで、入水自殺により、命を絶ってしまったのです。
ヴァージニア・ウルフ氏は、夫レナードにあてた最後の手紙に、
「また自分の頭がおかしくなっていくのが分かります。」
「これ以上あなたの人生を無駄にするわけにはいかないのです。」
とつづっており、自分によって、周囲の人が被害を受けることが耐え切れず死を選んだのでしょう。
カート・コバーン
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アメリカのロックバンド、Nirvanaの元ボーカルの、カート・コバーンさん。
カートコバーンさんも、気分の浮き沈みを繰り返す、精神的不安定さに悩まされていました。
1975年に両親の離婚をけいけんし、当時7歳だったカートコバーンさんは、引きこもりがちな少年になってしまいました。
父親に棄てられたという意識を拭いきれなかったんでしょう。
Nirvanaは1991年の発売により、バンドとして大成功したのですが、カートコバーンさんは、等身大の自分と、メディアが伝える自分とのギャップに相当苦しんでいました。
つまり、アイデンティティーの喪失ですね。
こうして、カートコバーンさんの精神状態は曲作りまで影響を及ぼし、精神的苦悩と、持病の鎮痛剤への依存症に苦しみ、1994年に自宅でショットガンで頭を打ち抜き自殺してしまいました。
カート・͡コバーンさんの遺書とみられるものには、親交のあったニール・ヤングの「ヘイ・ヘイ・マイ・マイ」の歌詞の一部「It’s better to burn out than to fade away(だんだん消えていくより今燃え尽きる方がいい)」が引用されており、
中途半端に音楽活動を続けるくらいなら、いっそ今終えてしまおうというカート・コバーンさんの意思が受けてとれます。
カート・コバーンさんの母は「あの子は愚か者のクラブに仲間入りしてしまった」と嘆いたそうですが、自分がカート・コバーンさんの精神を揺らがせたことなんて、みじんも思っていないんですね。
カート・コバーンさんが亡くなったのは27歳。
- ロバート・ジョンソン
- ジミ・ヘンドリックス
- ブライアン・ジョーンズ
- ジム・モリソン
- ジャニス・ジョプリン
らも27歳で亡くなったことから、27歳のジンクスと言われています。
ただし、カート・コバーンさんの死については、他殺説や陰謀説があります。
これはカートコバーンさんが、引退を考えていると知った妻のコートニーさんが、巨額の財産を失うことに耐えきれず殺したのでは?とされる説です。
実際のところは、いまだ捜査中であり、カート・コバーンさんの死についての真相はわかっていません。
ロバート・キャパ
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ロバート・キャパ氏はハンガリー生まれの国際的な写真家です。
- スペイン内戦
- 日中戦争
- 第二次世界大戦のヨーロッパ戦線
- 第一次中東戦争
- 第一次インドシナ戦争
の5つの戦争を取材した20世紀を代表する戦場カメラマン、報道写真家として有名です。
ロバート・キャパ氏は、1945年の終戦まで戦場取材を続け、戦後も写真家として、戦場についてのインタビューを受けるなどしていました。
1954年に東京から第一次インドシナ戦争の取材を受け、北ベトナムに渡った際、小川の堤防の地雷に抵触し、ロバート・キャパ氏は爆発に巻き込まれて、命を落としました。
奇しくも、ロバート・キャパ氏の人生は戦場とともに始まり、戦場とともに終わったのかもしれません。
精神科医の専門的な目線からすると、ロバート・キャパ氏の命を顧みず、戦場に飛び込む姿勢は、ある種の自傷行為であり、境界性人格障害の一種だというそうです。
実際に、ロバート・キャパ氏の恋人で同じく写真家のゲルダも、戦場の事故で亡くしています。
しかし、筆者個人の意見としては、ロバート・キャパ氏が戦場の惨状を伝えたいがために写真を撮り続けたのであって、何も自傷行為を繰り返すためではないと思います。
境界性人格障害とは?特徴やチェック方法は?
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そもそも、境界性人格障害とは、どんな病なのでしょうか?
生まれ持ったものなのか、何かがきっかけでなるものなのか、誰でもなる可能性はあるのか、、、。
境界性パーソナリティ障害(以下BPD)の症状は多種多様ですが、代表的なのは次のようなものです。
・見捨てられるのが不安で、必死にしがみつき相手を困らせる
・自殺企図や自傷行為を繰り返す
・めまぐるしく気分が変動する
・対人関係が両極端で不安定
自己や周囲への不安感から、ひどく落ち込んだり、自身や他人を傷つける行為に走ってしまうことが、主な症状なんですね。
医学的には、境界性人格障害の原因はわかっておりませんが、
- 生まれつきの脳の脆弱さ
- 幼少期の外的要因(虐待、いじめなど)
- ライフスタイルの変化
が主な原因ではないか、推測されています。
つまり、境界性人格障害は、生まれ持ったものでもあり、また、何かがきっかけで引き起こされるものでもあるということです。
ケースも人それぞれのようですが、他人に必要以上に激昂したり、自分を卑下するような発言が続くようだと注意が必要です。
自分が境界性人格障害かどうか、チェックするサイトもありますし、簡単な診断項目もあります。
A「アメリカ精神医学会の診断基準が、日本でも広く使われています。次の九つの項目のうち五つ以上当てはまればBPDと診断されます。
【1】人に見捨てられないように、なりふりかまわない行動をする
【2】対人関係が不安定で激しい
【3】不安定な自己像や自己認識が持続する
【4】自分を傷つける可能性がある衝動的な行為が二つ以上の領域にわたる。浪費や性行為、アルコールや薬物の乱用、過食など
【5】自殺のそぶりや自傷行為を繰り返す
【6】強いイライラや不機嫌など、気分や感情が短時間で変動する
【7】慢性的な虚無感がある
【8】不適切で激しい怒りを抑えられない
【9】ストレスによって妄想的な思い込みや自分の行動に記憶がないなどの解離性症状が一時的に起こる
こう見ると、項目によっては「そう感じるときもあるかも、、、」と思うものもありますよね?
境界性人格障害は決して特別な病ではなく、誰にでも起きる可能性があります。
また、自分の心を満たすことで、改善に向かうことができます。
今回は、境界性人格障害の有名人について調べました。
なかなか馴染みのないものと思いつつも、何かをきっかけに、誰にでもなる可能性があるとも言えます。
自分にとっても、相手にとっても、心地よいコミュニケーションを心がけたいですね。
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