誰もが一度はその名を耳にしたことがあるイギリスのロックバンド【ザ・ビートルズ】
20世紀を代表するアーティストとして有名なのはもちろん、今の世界中の音楽の礎を築いたバンドと言っても過言ではありません。
そんな伝説的ロックバンドでギターボーカルとして一際人気があったのがジョンレノンさんです。
しかしジョンレノンさんは1980年、志半ばで暗殺されてしまいました。
【#今日は何の日】
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— uDiscoverJP:音楽サイト (@uDiscoverJP) 2018年10月8日
このことは世界中で大きな話題となり多くの人を悲しませる事件となりました。
なぜ、それほどまでに人気があり国民的なスターであったジョンレノンさんは暗殺されてしまったのか?
今回はジョンレノンさんの暗殺事件について調べていきたいと思います。
ジョンレノン暗殺事件の経緯や場所は?(犯人写真あり)
ジョンレノンさんの暗殺事件は今からおよそ39年前、1980年12月8日にニューヨークにある高級住宅街「ダコタ・ハウス」で起きました。
犯人は「マーク・デイヴィッド・チャップマン」という男で、凶器は「ホローポイント弾」という殺傷能力の高い弾を使った回転式拳銃でした。
ナンダカワカンナイけど、ママがマーク・チャップマンの写真をくれたよ。 pic.twitter.com/2POodvtHip
— キンバちゃん (@kinjonobaka) September 15, 2017
様々なメディアの情報によると、チャップマンは「レノンさん!」と大声で叫んだあと3メートルほどの距離から5発の銃弾を発砲。
内4発がジョンレノンさんに命中し、そのどれもが致命傷であったそうです。
ジョンレノンさんはすぐに病院に運ばれたものの、同日23時15分に循環血液量の80%以上を失ったことにより引き起こされた『出血性ショック』によりこの世を去りました。
ジョンレノンさんは妻であるオノヨーコさんと共に、レコード・プラント・スタジオ から帰宅している最中での出来事でした。
犯人のチャップマンはジョンレノンさんに発砲した後、警察が駆け付けるまでの間、逃走することもなくベンチに腰掛け「ライ麦畑でつかまえて」という本を静かに読んでいたそうです。
また、驚くことにチャップマンは暗殺事件を起こす数時間前に、ジョンレノンさんに接触しサインをもらっていたそうです。
ジョンレノンが暗殺された理由に驚愕…
極論、「テレビに映っていたアイツが俺をバカにしていた」って理由で起こる凶刃もあって、防ぎようもないんだよ。国家による陰謀説まで流れたが、ジョンレノンの暗殺理由は結局は「目立ちたかった」だからねぇ。 pic.twitter.com/tcpDTUeAjS
— SOW@11月新刊発売! (@sow_LIBRA11) July 30, 2019
なぜチャップマンは国民的スターであるジョンレノンさんを殺害してしまったのでしょうか。
実はチャップマンは精神病を患っていたとされており、情緒不安定な場面を何度も見せていました。
また、チャップマンは強い妄想癖もあり幼いころから「小人」の幻覚をよく見ていたそうです。
その「小人」はチャップマンの精神が不安定な時に現れ、またチャップマンの相談相手でもありました。
実際にジョンレノンさんを暗殺しようと決意した発端は、ジョンレノンさんの伝記をチャップマンが見たことでした。
そこに記されていた自分とは違い裕福な生活を送っているジョンレノンさんに嫉妬し、ジョンレノン殺害計画を小人に話し実行に移したということでした。
しかし後に、逮捕後チャップマンは警察で「ジョンレノンを殺して有名になりたかった」と供述をしているそうです。
ジョンレノン暗殺犯の妻から事件の新たな真相が?
マーク・チャップマン(ジョン・レノン射殺犯)の妻、グロリア・ヒロコ・チャップマン(ここにも日本人!)。
Gloria Hiroko Chapman’s life married to John Lenno.. – https://t.co/yX1bPN3xBu
— シバショウゴ(田舎わたらひしける人) (@show5shiba) November 17, 2018
チャップマンの妻であるグロリア・ヒロコ・チャップマンさんは事件後に当時の真相を語っていました。
その内容は、実はチャップマンはジョンレノンさん暗殺事件を起こす2ヶ月前にすでにジョンレノンさん殺害を試みていたというものでした。
その際にチャップマンはおびえた様子で帰ってきて妻グロリアさんに
「自分の名前を広めるために、ジョンレノンを殺害する計画がある。
しかし、彼に対する私の愛がその計画を止めた」
と伝えたそうです。
このことからも彼が有名になりたいからジョンレノンさん暗殺を企てたことが分かりますね。
また二度目にニューヨークにチャップマンが向かう際には「銃は海に捨てた」とグロリアさんに嘘をついていたそうです。
グロリアさんは現在でもチャップマンとは離婚しておらず、その理由は旧約聖書のマラキ書に離婚を否定する記述があるからだと言います。宗教的な理由ということですね。。
ジョンレノンの暗殺事件には黒幕がいた?
ジョン・レノンは偉大な平和主義者だった。”Imagine”の歌詞は特に反戦色が強かった。そのためベトナム戦争が行われていた70年代にはニューヨークから追放になり裁判闘争も起こした。
そのため暗殺したマーク・チャップマンは遣いでFBIやCIAが黒幕という噂もある。— Akiba (@Cmontakeiteasy) December 8, 2011
またジョンレノンさん暗殺事件には実は黒幕がいたという説も当時囁かれました。
いわゆる陰謀論というものですが、一般的に言われているのがCIAやフリーメイソン、アメリカ政府が関与しているのではないかというものでした。
その理由は、当時のビートルズの歌詞には反戦について書かれているものが多く、またジョンレノンさんの反戦運動には高い政治的な影響力があったということが原因だと言われています。
それに加え、1981年にジョンレノンさんは正式にアメリカ国籍の取得が可能となる予定だったそうです。
その影響力を恐れたフリーメイソン、ひいてはアメリカ国家がCIAを使ってジョンレノンさんの暗殺に絡んでいるのではないかというのが大方の推測でした。
もちろん証拠もなく、真実かどうかは定かではないためこの暗殺事件はチャップマンの単独行動であったということで処理されました。
ジョンレノンの暗殺犯は現在生きている?
さて、ジョンレノンさんを殺害したチャップマンは現在も生きているのでしょうか。
チャップマンは現在64歳で無期刑としてニューヨーク州ウェンデ刑務所に服役しています。
引用元:https://www.cinematoday.jp/news/N0105003
現在ではチャップマンはジョンレノンさんを暗殺したことに対して
「年々、恥の念が強くなる」
「30年前は恥じているとは言えなかったが、今は後悔の念が何たるかを理解できる」
と話しているそうです。
そして2019年8月に10回目となる仮釈放申請を行いましたが、これは却下されています。
理由は
- もし認めてしまえば、チャップマンの犯罪の深刻さを軽減してしまうこと
- チャップマンに危害を加えようとする人がいるかもしれないこと
などが挙げられています。
また、ジョンレノンさんの妻であるオノヨーコさんは仮釈放申請却下についてコメントこそしなかったもののチャップマンの釈放を認めない手紙を仮釈放委員会に送っています。
その手紙の内容として自分や息子たちに身の危険が及ぶ可能性がある、と指摘しているそうです。
ジョンレノンの暗殺事件に対するオノヨーコのコメントは?
“It is time for you to rise. It is you who will raise the flag.”
Read ‘ON THE DAY OF THE BIRTH OF NUTOPIA’ and ‘SURRENDER TO PEACE’ by @yokoono at https://t.co/M5w0ENl8Kk#InternationalPeaceDay #PeaceDay #PeaceDay19 #ClimateAction pic.twitter.com/tTg3IcLInI
— Yoko Ono (@yokoono) September 21, 2019
ジョンレノンさん暗殺事件に対して妻であるオノヨーコさんは現在どのようにコメントしているのでしょうか。
オノヨーコさんは『The Daily Beast』の取材に対し、
「今でも恐怖心でいっぱい」
「外出するときも自宅にいる時も、私はものすごく用心しているの」
と語ったそうです。
暗殺事件は夫であるジョンレノンさんを失っただけではなくオノヨーコさんの日常すべてを奪いました。
また、オノヨーコさんは犯人であるチャップマンに対し、こう語っています。
「チャップマンのことを考えるのは、本当に辛い。あの男は、自分が悪いことをしたとは思っていないみたいだから。クレイジーだわ。」
引用元:exciteニュース
実際にチャップマンは、釈放を求める公聴会で「キリストは私をお許しになり、私を愛しておられる」などと語ったといいます。
もうすぐ事件から40年近くが経とうとしていますが、当然ながら未だに関係者には深い爪痕が残っていることが分かります。
冒頭でも触れましたが、ジョンレノンさんは音楽シーンにおいて偉大な功績を残しており、ジョンレノンさんが生きていれば更に音楽業界は発展していたかもしれません。
それだけ素晴らしい人物であり、また凄惨な事件でもありました。
この記事を見てジョンレノンさんやビートルズが気になった方はぜひYOUTUBEなどで動画を観てみてはいかがでしょうか。
ジョン・レノンの活動の方向性に鑑みて、戦争利権を貪る政治家や企業家らが世論に多大な影響力を持つ反戦リーダーたるジョン・レノンをこれ以上生かしてはおけないと考えるのも必然。
姑息な悪こそが繁栄する人類の歴史の最大の敵となった者たちの末路と同等の道を生きた、そして犠牲になったジョン・レノンの冥福を祈ります。
奇しくも12月8日という日時は日系たるオノ・ヨーコ、そして日英同盟に対する見せしめの性質を等閑に伏すものではあり得ない。
いまだ、戦争利権を拡大するアメリカには、強烈なお仕置きをしなければならないだろう。
背後にどんな人物たちが暗躍しているのかは自明‼️