シューベルト【魔王】の解説をわかりやすく!日本語歌詞と意味は?
オーストリアの作曲家として、管弦楽、教会音楽、ピアノ曲など多くの名作を生み出したシューベルト。 今回は、シューベルトの代表的な作品である「魔王」について触れていきます。 録画してたららクラの「魔王」回見た。シューベルトの家庭環境や父親との軋轢を知って、何故あの曲があんなにも共感を呼ぶのかようやく府に落ちた。坊やを殺したのは魔王ではなく無理解な父親なのだ。息子は血に縛られず魔王の子に転生する事で知遇を甘受するという最高のハッピーエンドだったのだ。と pic.twitter.com/Q7D7vuv14j — TAKUMI™ XENO発売中 (@takumitoxin) October 8, 2018 確かに有名な一曲ではありますが、なぜ「魔王」という題材なのか。 なぜ「魔王」だけが常に教科書で紹介されるのか、そもそも「魔王」とは何なのか… 誰もが音楽の授業で必ず聴いたことがある、シューベルトの「魔王」の意味やストーリーについて紹介していきます。 シューベルト【魔王】のあらすじをわかりやすく解説 「魔王」は、ゲーテの「魔王」という詩を元に、オーストリアの作曲家シューベルトが作った歌曲です。 シューベルトは、歌曲が有名な作曲家で、「魔王」以外にも、「ます」「野ばら」などが教科書に載っています。 その数々の中でも特に教科書によく載る歌曲が「魔王」です。 「魔王」は、シューベルトが18歳のときに作曲し、なおかつたった数時間で完成させたと言われています。 【今日の墓碑銘】 1828年11月19日。シューベルトが死去。オーストリアの作曲家。初期ロマン派を代表し抒情性豊かな美しい旋律で有名。特に600以上のドイツ歌曲を作曲したことから「歌曲の王」と呼ばれる。代表作に『魔王』『野ばら』やピアノ五重奏曲『鱒』がある (31歳・腸チフス) #生寄死帰 pic.twitter.com/ot2EmvsQLt — 義視 (@kamo1868) November 18, 2019 まだ18歳という少年のシューベルトが刺激を受け、たった数時間で曲を書き上げた「魔王」。 いったいどんな話なのでしょうか? まずはあらすじをじっくり見ていくことにしましょう。 魔王の登場人物は? 「魔王」は先ほどもお話したとおり、詩をもとに作られた歌曲です。 歌手が一人で登場人物を歌い分けるという難しいものになっています。 「魔王」の登場人物は4人で、語り手、子供、父親、そして魔王です。 曲の最初と最後に話の大まかな内容を語る語り手。 高熱にうなされ、眼に映るものが魔王やその仲間のように感じ怯える子供。 具合の悪い子供を急いで医者に連れて行くために必死で馬を走らせる父親。 甘い言葉とたくみな話術で子供を自分の元へ誘おうとする魔王。 “3つの声”の回 シューベルトが17歳の時にゲーテの詩をもとに作った歌曲。 かっこいいアレンジの♫魔王が聴けた。 (o^-‘)b #ムジカピッコリーノ #etv pic.twitter.com/GJct4zbgVh — 蒼い風 (@aoikaze0513) February 6, 2015 4人も出てくる登場人物の、それぞれの心情や状況を、声のトーンや歌い方によって歌い分けるのですから、とても難しい歌曲と言えるでしょう。 昔聴いた「魔王」では、子供を自分の元へ誘う魔王の甘ったるい声と歌い方にぞっとした記憶があります。 魔王のあらすじと日本語歌詞の意味を解説 「魔王」は、夜の道を馬に乗った父親と子供が走り抜けるシーンから始まります。 普通に走っているのではなく、子供は父親の腕にしっかりと抱えられていて、具合が悪そうです。 この父親は、高熱を出した子供を休ませるために、どこかへ向かって馬を走らせているのです。 急いで馬を走らせるうちに、子供は幻覚や幻聴にうなされます。 熱にうかされた子供には、周りの木々や風のうねりが魔王の声のように感じられます。 父親に魔王のことを必死に訴える子供ですが、父親には魔王の姿は見えず、父親にできるのは、馬を走らせることと、子供を励ますことだけ。 魔王はしきりに子供に向かって甘い言葉をかけて誘います。 かわいい子供を力ずくでも連れていく、という魔王の言葉のあと、気づいた父親の腕の中で子供は息を引き取ってしまっていました。 というのが、「魔王」のあらすじです。 「魔王」は中学の音楽で外人さんが歌ってるのみたけど、今の子らは楽譜(歌詞付き)で親切ね。 pic.twitter.com/xiZIfc7LLX — さみぃ (@sakutarouryuh) June 17, 2016 この次に紹介しているのは、音楽の授業で習う「魔王」の歌詞です。 魔王(Erlkönig) 風の夜(よ)に馬を駆(か)り 駆けりゆく者あり 腕に童(わらべ)帯びゆるを しっかとばかり抱(いだ)きけり 坊や なぜ顔を隠すか お父さんそこに見えないの 魔王が居る 怖いよ 坊や それは狭霧(さぎり)じゃ かわいい坊やおいでよ おもしろい遊びをしよう 川岸に花咲き きれいなおべべがたんとある お父さん お父さん 聞こえないの 魔王が何か言うよ なあに あれは 枯れ葉のざわめきじゃ 坊や一緒においでよ…