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車検にOBD2検査⁉改造禁止?エラーメッセージ?テレビキャンセラーは?警告灯を外しはダメ?

猫アシ(女)
この前、工場に車検見積もりを依頼しに行ったら、隣で誰かが「OBD」とか言っていたんだけど、、、何かしら?
パンダ編集長(男)
それは、昨年から実施されることになった「OBD2(車載式故障診断装置)」での検査のことじゃ!
猫アシ(女)
パンダ船長は、「OBD2」について知っているんですか???
パンダ編集長(男)
💦、、、知っているといえば知っているし、知らないといえば・・・。それじゃ、今回は車検で「OBD2」が関係してくる点を解説してみるぞ、チェキラ!

車検にOBD2検査?「OBDとは?」

猫アシ(女)
OBD2ってなんのことかしら?
パンダ編集長(男)
現代の車は、色々なパーツをコンピューターで管理しているんじゃ!ということは、そのコンピューターに入力された不具合を読み取ることも可能となっているんじゃ、簡単に言うと。

OBDは、「オン・ボード・ダイアグノーシス」の略で日本語でいうと車載式故障診断装置となります。現代の車には、色々なセンサーが付いていて、そのセンサーが異常検知すると、コンピューターに記録される仕組みです。

この記録された異常をOBD2コネクター専用スキャンツールで吸い上げることで、故障個所を診断することができる仕組みになっています。診断だけでなく、消去なども可能です。

例えば、ABS系統に異常があると、その異常を検知してコンピューターに記憶し、さらにメーター内にABSランプを点灯させます。この場合、ABSに関する異常があることはランプでわかるのですが、ABSの何が悪いのかはわかりません。

これをスキャンツールでOBD2診断すると、ABS本体異常、センサー異常などある程度範囲を絞れるようになります。

コメント

昭和50年代くらいまでの車には、コンピューターで制御された部分も多くなく、故障原因をメカニックが調査して修理するケースがほとんどでした。それくらいの電装品しかなかったとも言えます。

これは、異常を検知するコンピューターもなく、センサー類の異常もメーター表示させるだけの機能だったからだといえます。

昭和60年代から平成初期に入ると、日本でもコンピューター管理の車が増えていき、各日本メーカーが自由な規格のコネクタで診断する形になりました。これが、OBDという規格です。

日本では、自由であったコネクタ形状を世界基準と同じ規格し、2008年以降から新型車への統一規格のOBD搭載が義務化されました。この統一規格になったものをOBD2としています。

車検にOBD2検査?「OBD検査義務化って?」

引用:国土交通省HP

猫アシ(女)
OBD検査義務化っていう話を聞いたんだけれども・・・
パンダ編集長(男)
重要なのは、今走行しているすべての車にOBD検査が必要というわけではない点じゃぞ!
犬アシ(男)
それだけではなく、OBD点検とOBD検査は、似ている言葉ですがかなり違うことを指しています。
  • OBD点検とは、2021年10月から「法定12ヶ月点検」で義務化されたOBD診断のことで、OBD装備のある車(大型特殊自動車、被牽引自動車及び二輪自動車以外の自動車を除く)が対象です。
  • OBD検査とは、2024年10月から「車検」において義務化されたOBD診断のことです。対象となる車は、令和3年10月1日(輸入車は令和4年10月1日)以降のフルモデルチェンジ車からになります。

OBD点検は、自動車ほぼ全車種になると言えるのですが、OBD検査は、令和3年10月1日(輸入車は令和4年10月1日)以降のフルモデルチェンジ車が対象となっていることが大きく違います。

OBD検査対象車一覧

OBD検査対象車の場合は、車検証の備考欄に「OBD検査対象」と記載されています。一度車検証をチェックしてみましょう。

車検にOBD2検査?「車を改造すると・・・」

猫アシ(女)
良かれと思って車を改造すると、、、トラブルになるってこと???
パンダ編集長(男)
今の車は、安全装備などが付帯し、かなり複雑になっているんじゃよ!そのため、良かれと思ったパーツを取り付けただけで、OBD検査で×となる可能性も大きいぞ!

近年では、点検・検査するために設置しているOBD2ポートに直接接続して使用する機器も販売されています。しかしながら、装備(改造)してしまうと、現代車にとってはコンピューターに深刻なダメージを与える可能性があります。

また、車高調などを取り付けて車高をさげてそのまま走行すると、安全装備のカメラの位置が変わり、エラーが蓄積されコンピューターが故障するケースも増えています。

改造する行為は、それが些細だと思われる内容でも現代車においてかなり厳しい事です!

それだけではなく、現段階ではどういった物を取り付けしてしまうと、コンピューターなどに影響出るかということ自体がメーカーで把握できていない状況となっています。

ということは、改造パーツを開発しているメーカーも不具合発生を把握できないで販売しているといえます。

車検にOBD2検査?「エラーメッセージが出ていると・・・」

猫アシ(女)
最近では、メーター内に色々なエラーメッセージが表示されたりするのかしら?
パンダ編集長(男)
エラーメッセージの内容によっては、問題になることもあるようじゃぞ!

車検時に義務化となったOBD検査は、メーカー定めた特定DTC(故障コード)に対して、その表示が出た場合に車検をそのまま通過することができない制度です。

仮に、特定DTCでのエラーメッセージでなくても、OBD点検では、エラーメッセージが出ている内容によって、しっかり整備しないとなりません。

エラーメッセージが出ている場合は、ディーラーなどでしっかりと理由と整備を施すことが重要です。ご自身がツールを購入して点検・検査することも可能ですが、十分に理解してから行うことをおススメします。

車検にOBD2検査?「テレビキャンセラーの弊害は?」

猫アシ(女)
そもそも走行しながらテレビって見て良かったでしたか???
パンダ編集長(男)
テレビをずっと見たりしているのは、道路交通法違反になるんじゃよ!

※あくまでも、運転者が観るのではなく、助手席や後部座席の人が観るという概念でのテレビ視聴というのが大前提です。

注意

例えば社外ナビの場合は、パーキング信号線をアースに落としてあげれば、走行中のナビ操作やテレビ視聴は可能です(やってよいという話ではありませんし、自己責任です)。この場合では、ナビ単体での稼働になっているので、車のコンピューターにも影響はないといえます。

一方近年の純正装着ナビは、ディスプレイオーディオ的な要素に、各種安全装備を総合的に表示させています。ということは、パーキング、車速、GPSなどのセンサーデータをもとに表示しているという事です。

もちろんコンピューターに入出力された情報をもとに、ディスプレイ表示していることになります。簡単にいうと、停車していないのに停車しているという誤認識がコンピューターにも蓄積されるわけです。

これは、メーカーも不具合が出るのか現時点では「?」という状況がほとんどで、誤認識がコンピューター自体を破損させたり、OBD検査で引っかかってしまう可能性があります。

ただ、不具合が出たりするということは、OBD対象車両では、車検時に命取りになると考えます。場合によっては、コンピューター交換の必要性も出てきます。

車検にOBD2検査?「警告灯バルブを外してもダメ?」

猫アシ(女)
今までの話を聞いていると、警告灯のバルブを外してもダメでしょうね・・・
パンダ編集長(男)
その通りじゃ!しかも最近の車は、バルブではないからの・・・打ち込みのLEDなどじゃし

そもそも警告灯を外した時点でエラーが記録されるモデルが多くなっています。近年モデルの場合は、バルブを外したら余計に故障すると考えた方が安心です。

パンダ船長からの一言!

パンダ編集長(男)

まず大切な事は、OBD点検とOBD検査では、似ている言葉じゃが混同してはいけないという点じゃ。

OBD検査対象の車は、そもそも新しいモデルが多いのじゃから、OBD検査で引っかかるようであれば、即刻ディーラー保証を受けるようにしておいた方が良い思うぞ!

ただ、保証が切れてしまうと無料では直らないから、ここら辺りは、「国の買い替え促進陰謀」を感じてしまうんじゃ。こう思うのは、ワシだけなのかな???

OBD検査をすることで故障原因をある程度絞ることができ、修理をなるべく簡素にできるメリットもあると言えるのじゃが、もしOBD検査で引っかかってしまうと、しっかり直さないと車検合格しないという点にかなり不安を感じちゃうんじゃ。

現在陸運支局では、プレテストとして希望者にOBD検査を行っておるぞ。これが、本格始動するまでにはもう少し時間を要するのか、少し方向転換するのかはまだ不明なんじゃ。

 

OBD点検とOBD検査の違いを知ることが大切!

まとめ

車検にOBD2検査?改造禁止?エラーメッセージ?テレビキャンセラーは?警告灯を外してもだめ?をまとめると

近年の車は、所有者であっても「勝手に色々改造などをするな!」というメーカーからの警告のように思います。もちろん推奨しないことをした場合は、メーカー側で一切責任を負いませんというスタンスです。

新車を購入する際は、OBD検査の適用を十分理解してから購入することが大切だといえます。

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