



アイドリングストップは節約なの?「目的や効果は?」


アイドリングストップによる目的や効果とは?
アイドリングストップを装備することで燃費向上や、環境保全を少しでも改善したいという目的は事実です。ただ単に環境配慮を優先した政治的な圧力も大きいとされています。
実際の効果として、ある特定の走行環境では、アイドリングストップ効果が結構発揮される結果になると言えます。それは、長い信号待ちなどの時には、この機能によって燃費や環境保全に寄与するからです。
タントⅬ アイドリングストップ非装着 | FF | 20.1㎞/Ⅼ |
タントⅬ アイドリングストップ車 | FF | 22.7㎞/Ⅼ |
新車時の価格差、33,000円


アイドリングストップは、街中など、信号待ちの多い地域ではかなり有効のある装備といえます。一方、ストップアンドゴーの少ない地域や高速道路の走行が多い方などは、アイドリングストップの恩恵をかなり受けずらいです。なぜなら、その機能が働かないからです。

アイドリングストップは節約なの?「実際のガソリン消費は?」


アイドリングストップは、やはり信号待ちの多い地域では、かなり効果的なアイテムだといえます。この機能が働くことによって、燃料消費率もかなり効率的になり、エコ運転を合わせることで、カタログ値やそれ以上の効果も期待できる結果が多いです。
アイドリングストップの効果
- 一定の走行環境であれば、燃費向上に寄与する
- アイドリングストップによって環境保全に寄与できる
- 信号待ちなどで、すごく車内が静かで落ち着く
環境省では、一日に5分間のアイドリングストップを行うことで、年間に2000円ほどの燃料節約になると公開しています。
アイドリングストップは節約なの?「実は逆効果???」



一番重要なのは、アイドリングストップ装備をうまく使うには、普段の走行環境が非常に重要だという点です。
例えば、高速道路の仕様が多いユーザーの場合は、ほぼアイドリングストップ機能が働きません。また、郊外を多く走行する人もアイドリングストップの恩恵をあまり受けないといえます。
こういったことから、ストップ頻度の少ないドライバーさんには、ほとんど効果がない装備だと考えます。かえって、アイドリングストップ装備による後々の不具合可能性の方が心配になる方も多いようです。
ワシは、北海道の知り合いに聞いたのじゃが、アイドリングストップは、北海道には向かないという事じゃったぞ。それは、やはりストップ&ゴーの少ない地域なのと、寒い地域じゃからじゃそうだ。
スバルのXVに乗っている友人は、一年間燃料消費率を見てみたことがあったようじゃ。年間20000㎞以上走行する彼は、一年間でのアイドリングストップによる燃費向上は、12Ⅼのガソリン量だったらしいぞ。
2000円くらい年間で燃料消費が下がっても、あまり嬉しくないと言っておったぞ!!!
- 北海道の特性上、信号待ちでの分数が多く稼げない
- 寒くなると、アイドリングストップ機能があまり働かない
これが、北海道の「ちょっとそこまで(一般道)」におけるアイドリングストップ効果です。ご査収ください。
(ただ、実際には距離もうちょい短いなー。GPS速度計で60km/hのとき、車側メーターでは55位だったから、ざっくり1割弱違うかもね。) pic.twitter.com/qDv9QyEdAw
— takachan (@mrfjapan) June 3, 2023


今日は母親の車のエンジンが掛らなくなり緊急レスキュー。バッテリー死亡っぽいので、外して買いに行って交換。まさかの取り外しに苦労して30分掛かった💦取り付けはすんなり。しかしアイドリングストップ車用バッテリークソ高いね⤵昨日有給取ったのに、今日も急遽午後休ヤレヤレ😓 pic.twitter.com/7OYrx6D9YZ
— キラ@樹海! (@forbidden1987) March 29, 2024
アイドリングストップ装備の逆効果
- 思った以上に燃費向上しないケースがある
- いちいちストップして、非常に迷惑と感じる
- アイドリングストップ装備車の方が補器バッテリーにの寿命が短い傾向にある
- セルモーターやオルタネーターなどの補器類負担が増えて、交換が早まりそうで不安
- 始動時のタイムラグがストレスに感じる
ワシの知り合いの整備工場では、普通の車であれば、3年から4年はバッテリーが持つのじゃが、アイドリングストップ装備車の場合は、1年半から2年で交換するケースが多いということじゃ!
一般的な話なのじゃが、アイドリングストップ車のバッテリーのマイナス端子にはセンサーが付いていて、バッテリー電圧が12v~12.5v(メーカー設定)を下回るのが数度発生すると、アイドリングストップ異常がコンピューターに書き込まれ、アイドリングストップが利かなくなるようじゃ。
そのため、バッテリー交換サイクルが短くなるという結果となるんだ!しかもバッテリーの値段も通常車の倍くらいするケースが多いから、燃費向上が余ほど良くなければ、費用対効果でアイドリングストップ車がデメリットになると言えるぞ。

アイドリングストップは節約なの?「キャンセラー付けた方が安心」


父のアルトに、アイドリングストップキャンセラーを取り付け!
配線の加工が必要無いのは有り難い👏これで毎回OFFスイッチを押す必要が無くなるね👌 pic.twitter.com/81YljIG8yD
— takeタケ🍀 (@hiroadmty94) March 23, 2025
アイドリングストップ車には、アイドリングストップOFFボタンが装備されているケースが多いです。ただ、このボタンは、エンジンを止めて再度始動すると、OFFボタンが解除されてしまうので、毎回スイッチを押してOFFにする必要があります。
実は、これって面倒くさかったり、忘れたりしてしまい「アチャー」となります。

しかも、この機能を使用すれば、バッテリーも通常車用が使用できることになり、かなりのお得感が生まれます。また、セルモーターなどの補器類が故障するリスクも低減できます。
アイドリングストップは節約なの?「パンダ編集長の意見」

世界情勢や日本政府の考えだけでいうと、アイドリングストップ機能によって燃費向上に寄与することで、環境にも優しいという結論になるのじゃが、、、実際にそうなのかと疑問に思うぞ!
確かに燃費向上に寄与するかもしれないが、バッテリー交換サイクルが多くなったり、交換部品の寿命が短かったりすれば、ユーザーの費用負担が多くなるだけでなく、環境にも優しくないと思うぞ!
これは、古い車に乗ると環境や燃費によくないから、買い替えを促進する制度にしたり、古い車の税金を上げたりしている状況に近いともいえないか?
もし新車で300万円の車を8年で廃車にして新車に買い替えるのと、直しながら15年乗るのとでは、ユーザー負担だけでなく、本当に環境にやさしいのはどっちなのかという論争に似ている気がするんじゃ。
ワシは、アイドリングストップ機能が「机上の空論」で装備推進され、継続されていることに疑問しかないと結論付ける。
まとめ
アイドリングストップは本当に節約なの?効果は?ガソリン消費は?キャンセラー付けた方が安心?をまとめると
ここでは、アイドリングストップ装備のアレコレについて話してみました。アイドリングストップが完全に「悪」というわけではないが、結局恩恵よりも金銭的な負担増や環境にあまり寄与していないという結果になると考えます。
現状アイドリングストップ非装備の車がまだ少ないので、「この装備いらない」と思った方は、キャンセラーを取り付けることが最善です!