



アジアンタイヤはヤバい?「昔と今」
10年くらい前のアジアンタイヤは?
ということで、初のアジアンタイヤ装置5日目。高速道路で一本バースト。因果関係不明。 pic.twitter.com/xxBtARnl2J
— SASUKE (@sasuke1984) April 12, 2014



10年から15年くらい前のアジアンタイヤは、よくバーストしたとか段減りしたなどといった話が出てきました。
このころのアジアンタイヤの性能だと、使ってみようかというよりも、とにかく安いから履いてみようという認識が強かったような気もします。そしていざ履いてみると、バーストしたとかロードノイズが酷いといった結果になっていました。
近年のアジアンタイヤは?
タイヤはミネルバのF205
一本6千円ちょいの激安アジアンタイヤw
以前レガシィで45扁平の物を履いた時はサイドウォールの柔らかさが目立ってあまり良い印象は無かったけど、40扁平ならそこまで気にならない感じ
あとファイナリストよりもウェットで安心感あって、むしろこちらの方が良いレベルw pic.twitter.com/MCclvxDNpj— JUNPREZA (@sonicstar885) June 25, 2024


そもそもアジアの国々は、舗装された道路だけでなく、砂利道や泥道といった環境もまだ多くあります。こういった環境でも問題ないように製造することがアジアンメーカーにとっては、とても重要なことです。
近年では、バーストも比較的少なくなった(無名アジアンタイヤ以外)と考えますし、片減りなどもあまり聞かなくなったと思います。
解体屋のクソしょぼい過積載でザワついてますがついでに本場中国の日常を見てみましょうかね(;´Д`)
ドアに積載30tの様な表記ありますが荷台の強化や架装のため車重のみ既に25t有り日本の基準では0t車w
右側の巨大なタンクは燃料ではなく水冷ブレーキwの冷却水、空気圧は通常の1.5倍ほど#過積載 pic.twitter.com/X0HjjxVsnt— Shenzhen trading(宮本商会)レーザー加工一筋 (@poyfpe) August 19, 2023
ワシの知り合いに、運送会社を経営している社長がおるのじゃが、一か月に一回くらい国産タイヤがパンク(シャーシ)して悩んでいたそうなんじゃ。
出張で中国に行った際に、どう見ても過積載なのにタイヤが一つも潰れていないという光景を目にしたそうじゃ。現地の人に聞いたら、中国ではパンクの多いメーカーはすぐに潰れるという話じゃったそうだ。
その後そこの社長は、シャーシのタイヤをコンテナ一台分輸入したのじゃが、半年間一本もパンクがなかったようじゃぞ。かなりのコストダウンになったと喜んでいた。
アジアンタイヤはヤバい?「価格や販売ランキングは?」
アジアンタイヤの価格は?
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引用:https://www.autoway.jp/


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引用:https://www.autoway.jp/
国産タイヤメーカーの場合は、195/65R15で10.000円強/本というのが一般的です。もちろんエントリータイヤの場合です。
一方アジアンタイヤの場合は、5.000円~6.000円前後/本で、エントリータイヤからスポーツタイヤまでチョイスできる感じです。
確かに、近年の物価高騰などでタイヤも高額化しているため、家庭の財布を少しでも軽くしようとしたら、アジアンタイヤに手を出したしたくなるのは当たり前といえます。
ランキングは?
1位 | ミシュラン | 11位 | トーヨータイヤ | 21位 | トライアングル(中国) |
2位 | ブリヂストン | 12位 | マキシス(台湾) | 22位 | ダブルコイン(中国) |
3位 | グッドイヤー | 13位 | クムホタイヤ(韓国) | 23位 | シアット(インド) |
4位 | コンチネンタル | 14位 | アポロタイヤ(インド) | 24位 | プリンクス(中国) |
5位 | ピレリ | 15位 | MRF(インド) | 25位 | 貴州タイヤ(中国) |
6位 | 住友ゴム工業 | 16位 | Giti(インド) | 26位 | SUN-TWS(インド) |
7位 | ハンコック(韓国) | 17位 | リンロン(中国) | 27位 | ノキアン(フィン) |
8位 | 横浜ゴム | 18位 | ネクセン(韓国) | 28位 | ケンダ(台湾) |
9位 | ZCラバー(中国) | 19位 | JKタイヤ(インド) | 29位 | チンタオ(中国) |
10位 | サイルン(中国) | 20位 | プロメテオン(伊) | 30位 | バルクリシュナ(インド) |


まずここでポイントなのは、10位以下がほぼアジアメーカーとなっている点です。10位以内でもアジアメーカーが3社入っています。
重要なのは、国産や主要海外メーカーの半額程度のタイヤ代なので、売上ランキングだとアジアメーカーの方が不利だという点です。本数を売らないと、順位が上がらない状況です。アジアメーカーは、製造・販売でかなり奮闘しています。
この順位をみていると、タイヤ製造はアジア地域に大きく舵を振っているという印象です。
価格だけでなく、世界で受け入れられ品質も安定してきたという結論です。
アジアンタイヤはヤバい?「日本基準はクリアしているの?」


日本の基準は、あくまでも日本で通用する規格です。ヨーロッパ基準で製造しているほうが、アジアメーカーは販路を大きくできるので、基準に関しては致し方ない部分でもあります。
日本人がアジアンタイヤを購入して注意しなければならないのは、空気圧の設定です。ヨーロッパ基準のタイヤの空気圧は高めの設定にすることが多いです。日本のタイヤでは200kpaとかなのが、ヨーロッパ基準(エクストラロード)だと280kpaから340kpaとなります。
空気圧不足でパンクしたり、バーストしたりすることが考えられるので、十分に一番注意しましょう。
アジアンタイヤはヤバい?「バーストは?」
実はこの前、バーストした
空気圧正常、何の前触れもなく発生w少し走ったら運良くENEOSがあってタイヤ交換。やっぱアジアンタイヤ怖いな。どこのタイヤ入れてもらったのか忘れたが一本65000円。高いよ😭 pic.twitter.com/PO2nqHInni
— 柴犬櫻 (@osakura_chan) March 2, 2025


アジアのタイヤメーカーは、かなりの社数があります。先程上位30社の発表をしましたが、これ以下でもかなりのタイヤメーカーが存在します。
その中には、製造したが生産国で受け入れられず(品質面など)、在庫になってしまったものも多数あります。
こういったタイヤが日本に輸入されることもあり得ます。もし、品質面で不安のあるアジアンタイヤが日本で販売されているとすれば、やはりパンクやバーストの危険性があるという認識が必要です。
また先程も触れましたが、購入者側の認識不足も考えられます。空気圧の設定を間違えていて、高速でバーストさせてしまう事です。
アジアンタイヤはヤバい?「スタッドレスタイヤは?」


近年のアジアンタイヤメーカーの中には、日本の雪道事情に合わせて日本で試験をし、タイヤ開発を行っているメーカーもあります。
例えば台湾のナンカンでは、北海道士別で開発試験を行い日本市場へ投入しています。総業55年の同社は、横浜ゴムとの提携も30年以上あり実績も豊富です。
それ以外では、大手カー量販店のOEMとして、アジアンスタッドレスが導入されたりしています。
スタッドレスタイヤとしてのある程度の品質は、確保され始めてきたとも言えます。
ワシの北海道の知り合いから聞いた情報じゃが、北海道では50%くらいがブリヂストンで、ほとんどが国内製造スタッドレスタイヤじゃそうだ。
知り合いは、アジアンスタッドレスタイヤを履いたことがあるそうじゃが、1年目は国産と同じような効き目があるとのことじゃが、2年目以降からガクッと性能ダウンしてしまうと言っておったぞ!
「まぁ、、、値段が安いから効き目も半分の期間と思えばなのじゃが、タイヤの組み換えが増えるのもどうかなと・・・」と言ってたんじゃ。
豪雪地帯でのアジアンスタッドレス使用は、まだ不安がかなり残るのじゃなかろうか。
スタッドレスタイヤは、メーカーや仕様だけでなく、その車の車両重量も大きく関係してきます。
重たい車に柔らかいコンパウンドのスタッドレスは利き辛いし、軽い車に堅めのコンパウンドでも利き辛くなります。
スタッドレスタイヤに関する詳細は、また機会があればお話しするとして、一概にアジアンタイヤだけがダメとは言えませんが、こういった要素を考えると、滑って止まらなく事故などになるよりは、安心して預けられる国産タイヤの方が安心だという結論です。
アジアンタイヤはヤバい?「買うならどのブランド?」


夏タイヤ

夏タイヤに関しては、アジアンタイヤであっても次の点に注意すれば、国産同グレードタイヤに対して遜色ない商品があると思うぞ!
- ホームページがあるアジアンメーカー
- 販売実績が多数あるアジアンメーカー
- サイズに対して極端にタイヤ単価が異常に安くない
- レビュー・SNSなどでの評価が極端に悪くないメーカー
- 中古車販売店やタイヤ販売店での実績があるメーカー
実をいうと、ハンコック(韓国)、マキシス、クムホは新車メーカー純正採用のされているタイヤメーカーです。純正採用された以降は、アジアンタイヤの中ではそんなに安くないといえます。
195/65R15のタイヤで比較すると、国産だと10.000円強・ハンコックだと8.000円強・アジアンタイヤだと5.000円から6.000円ほどと考えいます。
ハンコックなどの場合は、そんなに安さを感じられないので、「それなら国産でも」と思いますね。
ホームページ掲載メーカー
- ナンカン:https://www.nankang-tyre.com/ja
- CST:https://csttires.jp/
- ネクセン:https://www.nexentire.com/jp/
- ハイフライ:http://hiflytire.jp/
- トライアングル:https://www.tyres.jp/taiya/triangle/108
- ケンダ:https://www.kendajp.com/car/
- フェデラル:https://federaljapan.com/
- サイレン:https://sailun.jp/
- ミネルバ:http://www.minerva-tyres.jp/
上記のように日本でのホームページを開設しているタイヤメーカーは、ある程度信頼できると思います。

ワシは、CSTというオートバックスから販売されているタイヤを使用したことがあるのじゃが、すごくよかった記憶しかないぞ!ロードノイズも国産と変わらないし、さらに変な減りもなく4年くらいは使用できたんだ!ロードインデックスが国産だと96に対して、99あって重たいワシの車でも安心じゃった!!!
空気圧は、高めのMAX340kpaじゃった!
スタッドレスタイヤは?

195/65R15で比較
- ブリヂストンVRX3:20.000円前後/本
- トーヨーMIZ3:17.000円前後/本
- ダンロップWM03:20.000円前後/本
- 横浜iG70:20.000円前後
ナンカンの場合は、15.000円前後です。
クムホでは、11.000円前後となります。
ハンコックは、11.000円前後です。
純正採用されてたことのあるハンコックやクムホでも半額の値段です。効き目の持続期間を考えると、国産の半分くらいの期間となると考えた方が良いといえます。
国産の場合は、夏タイヤの倍くらいするのが一般的です。というとは、開発・材料・製造にてかなりの費用をかけていると考えます。
ナンカンは、北海道士別で試験して開発していることもあり、若干値段が高くなっています。それでも2シーズン使用したら交換するのがベターだと思います。
アジアンタイヤはヤバい?「パンダ船長の意見」

アジアンタイヤの中には、すでに「国産メーカーで純正採用されているものもある」ということは、日本メーカーも大丈夫とお墨付きを出した(価格や保証の問題をクリアしただけとの見解もあるが)といってもよい状況であるぞ。
ただ、日本で純正採用されたアジアンタイヤは、意外とタイヤ代金が日本メーカーに近い価格になってしまっている印象もあるんじゃ。
ここでいうアジアンタイヤは、日本メーカーのタイヤの半額くらいで購入できるメーカーのことを言うと思うんじゃ。
こういった安いアジアンタイヤを、安全に装着・走行するための条件として、ワシは下記の調査を購入者がするべきじゃと考える
- ホームページはあるか
- SNSなどの評判はどうか
- 中古車販売店で取り扱いが多いアジアンタイヤの評価を聞く
- 価格が異常に安く(アジアンタイヤの中で)、どう見ても怪しくないか
- ネット購入が多いアジアンタイヤは、しっかり質問して的確な回答があるか
アジアンタイヤは、購入する前にそのタイヤの情報をしっかり集めることで、リスクを最小限に最安で購入できるアイテムである。
ただ、スタッドレスタイヤはもう少し様子見することが望ましいでしょう(特に豪雪地帯では)。
アジアンタイヤの夏タイヤは、十分遜色のないものがあるから「買い!」
アジアンスタッドレスは、豪雪地帯は「×」で降雪地帯は「△」
まとめ
アジアンタイヤはヤバい?日本基準は?バーストは?スタッドレスは?買うならどのブランド?をまとめると
現代では、世界のタイヤ製造の実績としては、アジアンタイヤが非常に勢いをつけている状況だといえます。これは、単に安いというだけでなく、品質も高くなってきているからです。
夏タイヤに関しては、十分に納得のいく調査を自身で調査したうえで購入すれば失敗が少ないといえます。