雪国で日産サクラは後悔必須! 4WDがないのはかなり厳しい
日産サクラ
こんなところまで試乗車が来てるとはかなり力を入れてるのかな?🤔
でも北国雪国で2WDではかなり運用が厳しそう😅 pic.twitter.com/otVXuWDnV1— tekuno (@tekuno434307942) June 24, 2022
ガソリンモデルやハイブリッドモデルでも、雪国では4WDモデルが必須で安心です。2WD(FF)での比較をすると、電気自動車とハイブリッド、ガソリンモデルで走行上の差は大きくないと言えます。
電気自動車、ハイブリッド、ガソリンモデルのFFでは、タイヤ回転時でのトルク特性に大きな差がないと言えるからです。
しかしながら、電気自動車のFFと4WDモデルを比較すると、歴然と雪上・氷上走行性能に大きな差があると考えます。やはり、4つのタイヤにトルクがかかる方が相当有利だからです。雪国では、4WDが基本です。
この基本から逸脱してしまうことで、日産サクラは雪国で受け入れられ辛くなっています。
雪国で日産サクラは後悔必須! 凍死の危険もある!
北海道の友人に少し聞いた話ですが、電気自動車の一番の問題点は、満充電で走れる距離だそうです。
札幌を中心に考えると、
①札幌以外の石狩市、江別市、北広島市あたりで片道15㎞から20㎞前後の距離
②更にその周りの当別町、長沼町、栗山町、小樽市などになると、片道30~40㎞になります。
③旭川までで140㎞くらいあります。
日産サクラの場合で、冬になると②の時点で往復できない可能性が高くなってしまいます。
旭川には、片道も走行できません。
もし、充電ステーションのないところで充電が切れてしまい数時間以上過ごすことになると、凍死の危険も出てしまうことになります。
例えば雪国北海道では、札幌近郊でも-10℃になり、それ以外では-20℃になる地域も多いです。
なので、雪国で電気自動車(サクラ)は、需要が少ないという結果になっています。
雪国で日産サクラは後悔必須! 走行距離が短すぎて車移動できない
日産サクラの公表されている航続距離は、180㎞となっています。ただこれは、ガソリンモデルなどと同じで、そのままこの距離が走行できるわけではありません。調査してみると、大体120㎞前後というのが一般的です。
ただ、120㎞で充電が空っぽになってしまうと、走行できなくなってしまうので、100㎞前後で充電が必要という事です。
これが、冬になると寒くなり暖房や、ガラス凍結防止のためにエアコンも作動させるから、上記動画のように60㎞ちょっとしか走行できないことになってしまいます。
一方ガソリンモデルの場合は、満タンで300㎞は走行できるでしょう。現在のモデルの場合は、500㎞程走れるモデルも多くなっています。
日産サクラは、色々なことを考えると、余りにも走行できる距離が少ないために、雪国では難しいと考える人が多い状況です。
雪国で日産サクラは後悔必須! 市内営業でも冬はきつい
確かに夏場は、一日60㎞程だけの市内営業マンも沢山いると思います。夏場などであれば、毎日充電して走行してEcoアピールもできて良いかもしれません。
しかしながら、雪国では、雪国特融の雪道での街中渋滞が発生します。目的の場所に普通なら30分で着くのに、2時間掛かったというケースも続発します。
日産サクラでは、目的地に着く前に、電池切れで走行不能になる可能性があります。
雪国で日産サクラは後悔必須! サクラを雪国で乗るには?
これは、北海道に住んでいる人の意見を参考に記載しています。日産サクラを雪国でどうしても乗りたいという方は、
- 持ち家であり、充電が常時できる状況にあること
- 日産サクラは、あくまで補助的な車で、別に車がもう一台あること
- サンデードライバーもしくは、移動が絶対に往復20~30㎞前後の人
- 比較的平坦な雪道のみの走行の人
- 万が一のレッカーサービスにしっかり加入している人(保険+JAFなど)
とにかく毎日充電でき、さらに日産サクラで可能な走行距離/日に対応している方々
であれば、日産サクラをチョイスしてみても良いでしょう。
ただし、車を所有すると、そこそこ行動範囲は広がっていくことが殆どです。買ってから後悔しないために、しっかり吟味して、自問自答してからの購入が安心です。
パンダ編集長の意見
現在電気自動車は、日本よりも欧州で人気が出ている状況です。それは、環境に配慮しなければならないという強い思いから、車という乗り物の重要性を考えているからです。
電気自動車である日産サクラは、軽自動車の大きさで車両価格も抑える必要があるため、後続可能距離が公表で180㎞(実際は100㎞前後、雪国の冬場は60㎞強)です。
現段階の日産サクラは、ガソリンの軽車両価格、後続可能距離でかなりマイナスだと考えます。
もう少し時代が進み、技術アップ(電池)、車両価格(4WDを含め)などの更新があり、300㎞ほどまで航続距離が延びれば、雪国での使用も広がるというのがパンダ編集長としての意見です。
雪国での電気自動車所有は、もう少し待ってみるのが一番と思います。
まとめ
雪国で日産サクラは後悔必須!4WDなし、凍死の危険、走行距離短すぎ、市内営業でもきついをまとめると
- 4WDの設定がないのはかなり雪国では厳しいと言わざる負えない
- 雪道(寒い)での後続可能距離が、公表値の1/3程というのは安心して走行できない
今回は、日産サクラを雪国で使用すると、後悔が大きいかもしれない話をしました。日産サクラは、現段階では降雪のない都市部の利用が多いことから、やはり雪国では厳しいという結論です。