



日産没落の危機は何故起きたの?


日産の会社体質によって没落してしまった
日産の体質って昔から変わらない悪しき伝統なんだね。回復の見込みのない末期癌だから倒産した方がいいよ。 https://t.co/nH0pzbfbr1
— のんびり はむ太郎&大福&きび太&かとちゃん&ひよ&ハル&元気。 (@WcZ6c49dPGmh8k0) February 5, 2025

日産の古い体質って?
- そもそも役員が事なかれ主義で、リーダーに一任の傾向がある
- リーダーが方向性を間違えると、修正ができない会社
- 技術を日産は売りにしているが、売れる車が作れない
- 社員のモチベーションが低いまま運営が進んでいる
- 昔の栄光を引きずりすぎている
昔の日産は、日本の1メーカーとして、他メーカーに負けないように一生懸命車作りをしていたと思います。特にプリンスと日産が合併しその後できた車は、かなり技術力もデザイン性も高い車ではなかったでしょうか?
例えば、ハコスカ、フェアレディZ、ブルーバードなど。
こういった売れていた時代を日産自身が勘違いし続け、その栄光を引きずり「自分たちの技術があれば、車が売れる」という意識だけが残ってしまい、顧客満足度の高い車を投入できなくなったと感じます。
また、顧客満足度の高い車をしっかり把握できていないため、日本国内で人気のあったモデルを次々と終売にしたのも問題でした。
例えば、マーチ、キューブなどのモデルです。
EV戦略を完全に間違えてしまった結果没落してしまった
日産の戦略ミスですね。EV車の欠点がゼロになれば
購入する日本人は増えるでしょうが、日本人は頭良い
ので日本国内でバカ売れしない限り減益は続きそう。 https://t.co/Z5LZUsN8Ny— シュン (@tanishun33) November 10, 2024


日産は、とにかくEV戦略を推進しています(した)。このEVというのは、完全なる電気自動車と同社独自のハイブリッドe-POWERモデルを指します。
まず、EVモデルに関しては、ヨーロッパでの需要、中国での需要、米国での需要を大きく見込んだ戦略としていましたが、この全てが大外れになってしまっている状況です。
特に中国でのEV戦略は、技術だけを中国メーカーに盗まれた結果となり、中国国内メーカーでより魅力があり安い車が発売されてしまっています。
一方米国では、環境保全などの推進にかなり疲労感も見られ、燃費が良くエンジンで走るハイブリッドモデルが人気となっています。
ここで問題なのは、e-POWERモデルの燃費が米国の速度域に合わず、まったく導入出来ていない点です。ようするに、ガソリン車の方が燃費が良い結果に成ってしまっているからです
こういった売れない車をラインアップしたことから、一気に日産の業績が悪化したといえます。
ホンダと喧嘩別れした理由は?ホンダは手を差し出したのか?単なる販路拡大か?


ホンダは自社HVモデルを日産に供与し販路を拡大、コストダウンを図りたかった
ホンダは、当初日産の提携(資金援助)の話を聞いて熟考したようです。しかしながら、日産の経営内容の酷さを目前にして、資金提供ではホンダ自身も問題が起きると考えたと予想します。
そのため子会社化を行い、販路や生産体制の一元化を進めて、販路拡大とコストダウンを一気に進めることで、日産の苦境をプラスに転じさせようとしていました。
ホンダの合理的な考え方や先進性は、車作りにも活かされているいると思います。その結果日本国内でも売れる車が発売されています。
一方日産は、「無駄なプライド」が邪魔して今回の交渉決裂といった結果になったというのが現実です。
会見を見ていた人の多くが、「日産自身が危機に瀕しているのに、あの会見だとホンダも怒るんじゃないの?」と思ったに違いありません。
日産は、やはり古い体質が浮き彫りとなった形・・・
日産もうダメやな。
ホンダの子会社化、経営陣が嫌がり破談の方向へ。日産、まだ自動車業界で一流のプライドでも残ってるのか!?
時価総額でホンダの5分の1の小さな会社と分かってないのか!?1999年に一度経営破綻直前まで行ってるのに。ろくな車種もないしGT-Rはカスやし。もうダメやろな#日産 pic.twitter.com/kersW9Yj92
— KSRマン (@KSRMAN1) February 5, 2025



かつての日産は、メーカーとして面白い車や認知度の高い車を生産していたと思います。例えば、スカイラインやシルビアなどスポーツモデル、ステージアやプレサージュなどのステーション系、マーチやキューブなどの小型車。
こういったモデルをどんどん廃止し、今では小型自動車だとノート(オーラ)しかなく、ミニバンだとずっとモデルチェンジしないエルグランドとセレナぐらいです。
1999年に経営危機を一度迎え、ルノーから資本援助を受けた時に「変わらなきゃ日産」というのがありましたが、変われなかったいう結果です。
四半世紀経過して、会見であのような発言が出るという事は、基本的な体質はほぼ変わらないまま時だけが過ぎたと確信できます。
日産は復活の可能性があるのか???


とにかく足を引っ張っているEV戦略を即時に変換しなければならない
日産没落の要因の一つである「EV戦略」自体を最初から見直す必要があると思います。
急激に戦略変更できないという事であれば、EV事業自体を一時撤退させるくらいの気持ちがないと、売れない車を少しずつ売る羽目になるからです。当然業績は、悪化していく一方です。
米国でしっかり売れる車作りが急務
日産ローグ(エクストレイル)を例にとってみます。日本では、e-POWERモデルが導入されているのと、道路事情など含めて、1500㏄ターボエンジンでも十分かもしれません。
一方燃費性能の関係でe-POWERを導入できていない米国では、1500㏄のエンジンってどうなんでしょうか?
米国では、2000㏄ターボエンジンとか、2500㏄ノンターボエンジンとかを搭載してゆとりの走行ができる方が売れると考えます。
ゆとりの走行ができないから、燃費性能も下がってしまう状況です。また、日産経営側でしっかり米国嗜好の商品作りができていないのが問題だと考えます。
日本でも売れる車がない状況が続きすぎている
友人が免許を取ってから20年。ずっと日産・キューブを乗り継いでいるんですが、今は絶版になってしまったので、次の車をどうするか悩んでいました。復活したら彼はすぐに選ぶと思うし、買う人は他にもいると思うんですが、今後に期待したいです。 #ドラプレ
— なかけん (@stickshiftlove) December 14, 2024
日産の国内車種は、かなり減っているだけでなく売れない車のオンパレードになっている状況です。
元々は、人気のあったモデルを廃盤にしてしまっているため(これもEV戦略の一環)、どんどん魅力のないメーカーになってしまいました。
小型車で言えば、マーチやキューブの復活、ミニバンで言えば、エルグランドのモデルチェンジ、売れるはずのSUVは、もう少しユーザー嗜好にあったモデルの投入が必須だと思います。
例えば、ミツオカ自動車とタッグを組んで、GT-RやZなどをしっかり作り込んで、高く販売するという手法も良いと思います。
パンダ船長の独自理論

昔の日産は、確かに高い技術力が売りで、経営戦略が下手でも日本の車所有人口が増えていったことで経営が成り立っていたと考えるぞ。
現代のように、日本国内の車所有人口が減っている状況の中、今のような車種ラインアップで日産の経営が持つとは思えない!
「経営陣の抜本的な改革なくして、日産復活は皆無である」
とワシは思っているぞ!
そのうえで、、、
技術自体は、他メーカーに劣らないものを日産は持っているといえるのじゃから、それをどのように販売につなげていけるのか、時代に合わせるのか、独自路線で業績が良くなるのかを早急に考える必要があると思うぞ!
例えば、
- GT‐Rのような車は、作りこみをしっかり行いハイパーカーとして1億円で販売する
- 小型車のような庶民の車は、とにかくラインアップを増やして嗜好性を高める
- e-POWERに変わる斬新かつ、燃費性能の高いモデルの早急開発
- 欧米、新興国それぞれに購入動機の高まる車の早期導入
日本だけでいえば、もっと貪欲な商売をしてほしいぞ!ランクルが受注停止になっているのだから、米国販売のアルマダやアフリカ導入のパトロールを日本で発売するとか、、、。
欧州で販売されているJUKEを再販するとか、、、。
トヨタハイラックス、三菱トライトンが日本発売されているのだから、日産ピックアップのナバラを扱うとか、、、。
まとめ
日産没落の危機は何故起きたの?ホンダと喧嘩別れした理由、復活の可能性はあるのか?をまとめると
現在の日産は、1999年危機以来、最低状態の危機に瀕しているといえます。この危機を乗り切るための方策は、単に優秀な企業から資金的な支援を受けるだけでは済まない状況です。
この状況を打破するためには、日産自体が変わることは必須で、その後時間をかけずに大がかりな方向転換を行わないといけないと考えます。
「日産倒産の危機は現時点では濃厚」といえます。