日産が倒産?「全世界で9000人削減」で暴動の可能性も!?
日産は本当に深刻で、世界販売台数が2017年の570万台から7年で実に4割以上も減ってて、しかもすべての地域で衰退し全世界で売れてない。倒産の淵にあった90年代は1990年の国内販売140万台から99年87万台と9年で38%減だったわけで、当時並みに悪い状況。9千人削減と生産能力2割減で乗り切れるか。 pic.twitter.com/o7vni71Fk8
— フラとこ (@fratoko) November 9, 2024
ここで重要な話は、社員を9000人リストラしても、当事者である代表取締役の報酬が50%カットで3億円という高額報酬な点です。あらゆる方々が、このおかしな状況に反応しています。
もしかすると、辞めさせられる社員さん達が、暴動を起こすまでに発展するのではないかと心配する人まで出ています。
これは、日産だけでなくほかの企業も同じことだと思いますが、会社の経営不振になった時のリストラ策もあり得ると思います。
ただ、会社を代表する方々(経営陣)もそれなりのマイナスを負おうことでバランスがとれるのではないでしょうか。
日産が倒産?e-POWERが米国などで導入が進まない
引用:日産USA公式HP
米国や中国では、高速走行が多くe-POWERの燃費が良くないので導入できない
e-POWERというハイブリッドシステムは、トヨタやホンダとはシステムが違います。エンジンを稼働してそのアシストとしてモーターが稼働するトヨタ・ホンダハイブリッドシステムに対して、e-POWERは、モーター駆動を基本として、モーターを動かすための電気をエンジンで発電する仕組みです。
例えば、エクストレイル(米名ローグ)は、1,500㏄のガソリンエンジンで1580㎏前後のボディを走らせます。いくら技術が進化したとしてもそんなに燃費の良い車とは言えないです。
日本よりもガソリン価格が安いといわれている米国でも、近年ではガソリン価格は上昇しています。安い州で100円/L前後、高い州で140円/L近くになります。さらに、広大な土地を走行する米国カーは走行距離もかなり伸びます。
米国の方々も燃費を気にする時代になっています。そのため、日産の米国販売が伸び悩んでいく結果に!
アリアやリーフなどの電気自動車では巡行距離不足
テスラ モデル3に乗り始めて
977日目【2年と8ヶ月と1日】今日も元気に自宅充電
充電完了⚡
10時間で216km追加。バッテリー残量 99%
航続距離 408km
走行距離 57,884km→58,160km
納車時航続距離 439km
航続距離 ーkm pic.twitter.com/MvCiL46wtT— トイクマ!𝕏 (@Kumars_toybox) November 3, 2024
問題は、電気自動車の巡航距離です。500㎞前後だとやはり米国の方々はかなり不安に感じるといえます。もし、暑い日や寒い日が続く季節だと、日産モデルは半分の250㎞ほどしか走行できない可能性もあるからです。
米国で販売されているテスラは、550㎞~650㎞ほどと少しでも航続距離を延ばす工夫が施されているだけでなく、そもそもEVとして開発が行われているので、電気損失がe-POWERよりも少ないとされています。
またテスラは、もう一回り大きいバッテリー搭載を計画しています。テスラだけでなくBMWなどでも航続距離が600㎞前後と伸びています。
そもそもエンジン基本のアメリカでe-POWERは受け入れづらい
米国人は、もともと高出力、高排気量のモデルをゆったり走らせるのが好きなお国柄です。車にはエンジンという基本概念もあります。そこにモーターで走って、エンジンで発電するという仕組み自体が受け入れづらいといえます。
広大な米国での故障対応が追い付かないから販売不可→国内でもかなり故障している!?
1年ぶり3回目の走行中にe-powerシステム故障の表示出た!w
これが出るとエンジンブレーキが全く効かなくなるので、アクセルペダルから足離して200mくらい走っても速度が5kmくらいしか落ちなくなる物凄く面倒くさい不具合
Dに飛び込みで行ったのに点検してくれて、関係しそうなアップデートしてくれた pic.twitter.com/njC0dS3UYI
— だいず (@daiz_azuki) August 19, 2024
レッカー業者からの連絡来ない
暑い暑いヤバい
走行中のe-powerシステム故障って😭#エクストレイル— おこげ (@753_hide) August 26, 2024
一番多い故障は、e-POWERシステム異常が表示されてしまい、まったく起動もせずエンジンで走るわけでないから走行することすらできないという故障が多い状況です。
朝、通勤途中にe-POWER異常の警告灯。
とりあえず会社について整備工場に連絡。18時に車見てもらえることに。
仕事終わって17時、エンジンをかける。
およよ…🤔
バッテリーマークとかいろんなマークついてるぞ…?
と言うことでレッカー待ちです。
とても寒い🥶 pic.twitter.com/OFUYvcME6C— ぶ・ぶ・ぶブレッキー (@bu_bu_bu_brecky) March 6, 2024
ワシの知り合いにノートe-POWERに乗っていたところ、突然システムエラーが表示され、まったく何もできなくなり、結果レッカーでディーラーに持っていくことに。レッカーが来るのに3時間、修理するのに1週間かかったとのことです。
故障の理由を聞くと、新車から一年しか経過していないのに「補助バッテリー異常が出ていて、交換したら直しました」とのことでした。バッテリー交換に一週間というのも・・・お粗末で。
新車で一年しか乗っていないのに、バッテリー???と嘆いていたようです。
ゴーン氏退陣後に日産が発売した車が売れていない・・・
ゴーン氏が退陣してカレコレ5年以上は経過しています。日産としては、ゴーン氏問題にて経常赤字になっていたものを2022年上半期には、売上は4兆6,623億円、純利益は645億円となりグローバル車種は、156万台まで回復させました。
ではどうして、、、売り上げ下降や9000人削減となっていったのでしょうか?
- アメリカ市場へのハイブリッド導入ができない状況による販売台数減
- 中国市場での販売が振るわないことへの販売台数減
単純なことなのかもしれないが、需要になる車を生み出せていないことから販売減に拍車がかかっている。
日産が倒産してしまうと、、、
そもそも車の設計、製造、販売は、短期的に見直すことが難しいとされています。それは、設計自体が1年でできるものではなく、さらに設計するためにはメーカーとしての方向性を決めることから始まります。
とくにe-POWERシステムが米国で受け入れられないとなった際に、それに代わるハイブリッドシステムをすぐに構築することは難しいのが現実です。
日産が倒産してしまうというよりは、倒産する可能性が高まると、ルノーなどによる子会社化や、ステランスグループなどによる買収となる可能性が高いと予想します。
パンダ編集長の車は、実は日産車(泣)
実は、ゴーン氏が日産のCEOに就任して以来、無駄なコストはカットされ、古い車のパーツ供給も生産中止になっていました。
しかしながら現在の日産は、20年以上前の車であっても稼働するのに必要なパーツは、バックオーダーできるように改変されています。
そのことで、古い車を乗り続けたい人たちにとっては、かなりうれしい結果となっていたといえます。
しかしながら、日産が倒産したり買収されたりした場合は、この構図は変わると考えるしかありません(泣)。
ダメダメ日産にパンダ船長から一言!
日産は、ヨーロッパでの電化戦略に打ち勝とうと、電化による設計と製造をかなり独自に進めていた状況だと考えるぞ!
この考えは、ある意味間違っていなかったことから、2022年ごろの業績はよかったと言えるんじゃが、同時にアメリカ市場の変革を見落とす結果につながったと思うぞ!
解決策!
- アメリカ市場へは、中型SUVクラスには、2.0Lや2.5Lのガソリンエンジンを導入→ゆとりの燃費
- EVモデルは、価格が上がっても公表値800㎞走れる車を導入→広大な土地への対応
まとめ
日産が倒産?全世界で9000人削減!理由は日産の最大市場アメリカで売れない!e-POWER導入出来ない?をまとめると
- 米国市場に普及し要望が高まったハイブリッドを導入出来ないのが、販売台数低迷につながっています。
- また9000人の人員削減は、世界的に「日産倒産?」となってしまったのが現状です。
日産は、この窮地を素早く脱出できるかは、やはり米国市場をどのように捉えて修正するかにかかっているでしょう。