水素の自動車ってこの前テレビでチラッと紹介していたから、もしかしたら販売されているのかなって、、、。でも私は見たことないニャン。
デメリット集:水素自動車に未来はない?「車両価格が高すぎ!」
水素自動車欲しいな‥‥
欲しいけど、、欲しいけど700万円とか買えないわ(^◇^;)— キドクラッチ𓃠 (@oyasumi000) March 10, 2016
トヨタMIRAIは、7,106,000円から8,600,000円の車両価格になっています。ホンダクラリティは、終売前で7,814,400円でした。ヒョンデのネッソは、7,768,300円します。
一般的なガソリン車だけでなく、ハイブリッド(HV)車と比較してもかなり割高だといえます。
トヨタは、平成4年ごろから本格的に水素自動車の開発に着手しました。これは、ゼロエミッション構想を視野に入れたからです。
水素自動車はゼロエミッションの一つの核になっていて、トヨタとしては水素自動車の普及を利益度外視で進めているイメージがあります。
もちろん、トヨタは営利企業ですのであまりにも採算が取れない状況であれば水素自動車の開発を中止するはずです。
現時点でトヨタの経営を犯すような状態になっていないというのが、水素自動車開発ストップにならない理由といえます。
デメリット集:水素自動車に未来はない?「リセールバリュー低すぎ!」
引用:グーネット
かなり高額なMIRAIも8年前モデルになると、70万円~90万円ということは、ガソリン車やハイブリッド車と比べて、リセールが非常に悪いと言わざるおえません。
しかも全国に100台ほどしかない中古車市場で、リセールが悪いという事は、かなり需要も少ないです。
デメリット集:水素自動車に未来はない?「水素ステーション少なすぎ!」
水素ステーション(スタンド)は、全国で150か所位となっています。EVステーションの数が全国で約22,000か所あり、ガソリンスタンドが27,000件ほどあります。
需要を考えると、水素ステーションが150か所というのは納得できる部分もありますが、やはりインフラ整備が全くできていないというのも現実です。
デメリット集:水素自動車に未来はない?「本当にエコなの?」
確かに水素の製造はちょっとエコじゃないよなぁ・・・。 pic.twitter.com/lZZgedQoho
— Tony_Lewis @VRChat (Tony Lewis Hiroaki URAHAMA) (@slord399) April 23, 2023
水素を製造する3つの方法
- グレー水素:化石燃料を使用して水素を製造する方法です。この方法だと、水素を製造する際にCO2が大量に放出されます。
- ブルー水素:化石燃料を使用して水素を製造するのは同じなのですが、CO2を回収することで、排出量を減らす工夫がされている方法です。
- グリーン水素:洋上風力などの再生エネルギーを使用した水素製造方法で、一番クリーンに水素を製造できます。
水素を製造する過程でCO2が生成されてしまうことが、そもそもエコでないとされている理由です。
現段階の水素製造では、化石燃料を使用して水素製造するのが手っ取り早く、そして安価でもあります。
水素自動車は非常にエコなのですが、燃料である水素製造がエコでない点に懸念が残ってしまいますね。
水素自動車に未来はない?「メリットはないの?」
航続距離の優位性vsガソリン車
【記録よりも大切なこと~ #MIRAI 航続距離1,000km超えで伝えたかったメッセージとは~】
フランスから届いた驚くべきニュース。しかし、1カ月後その記録は日本で破られることに…。
さらなるリベンジはあるのか!?フランスメンバーの想いを #トヨタイムズ が取材。#トヨタhttps://t.co/2uqlauVrtr— トヨタイムズ (@toyotatimes) August 11, 2021
水素自動車の特徴は、一回の燃料充填で750㎞~1000㎞ほどの走行が可能なモデルが多いといえます。
水素自動車発売当初は、ガソリンエンジンモデルよりも満タン時の航続距離がかなり多く、ハイブリッドモデルよりも航続距離が長く、さらにエコである点でメリットとされていました。
トヨタ MIRAIは、確かに1000㎞の航続距離が可能となっています。一回の燃料充填でこれだけは知れば、かなり優位性があるとも言えます。
航続距離750km! ホンダの燃料電池車「クラリティFUEL CELL」発売! https://t.co/Gsjy75p20p pic.twitter.com/mbO1yrBKVZ
— ASCII.jp (@asciijpeditors) March 10, 2016
ホンダ クラリティは、車両価格がMIRAIの中間位ですので、航続距離も750㎞となっています。航続距離は、ガソリンモデルよりも優位性があるといえますが、どうしても車両価格が高いという点でメリットが打ち消されてしまいます。
引用:ヒョンデ公式HP
ヒョンデ ネッソは、820㎞の航続距離が可能となっています。水素自動車の特徴は、一回の燃料充填でかなりの走行距離が可能であるという点だとわかります。
航続距離は〇なのですが、インフラ整備不足と車両価格が大きな足かせになっていますね。
航続距離の優位性がHV車と比較すると・・・
新型プリウスZ 納車されました🚗✨
めっちゃカッコいいです!
初始動で航続可能距離が888kmという縁起がとても良い大安となりました☺️#トヨタ #新型プリウス pic.twitter.com/9IWpEsqUc4— T (@lexus_t18) April 28, 2023
近年では、ハイブリッドシステムのアップデートによって、水素自動車での航続距離の優位性はかなり失われてしまっていると考えます。
プリウスの燃費に感動🥹 pic.twitter.com/aLOthbA6bF
— TatsuBi7 (@mikazuki_7711) November 25, 2024
40Lタンクで20㎞/L走行できるという事は、800㎞ほどの航続距離が可能になります。水素より安い車両価格、高いリセールバリュー、どこでもスタンドがある、航続距離もかなり長くなったHV車の方が魅力が満載なことから、ハイブリッドの需要がかなり高い状況です。
水素自動車に未来はない?「パンダ船長の意見」
水素自動車は、世界の未来を担う燃料自動車として期待されていました。もちろん今後の状況によっては、水素自動車の明るい未来もあるやもしれない。
ただし、、、
- もっとユーザーが簡単に燃料充填できる仕組み
- 車両価格が、ハイブリッドモデル位になる事
- SUVモデルが人気の中、MIRAIなどセダン系だけでないスタイル
- 水素≒爆発≒安全でないという印象をなくす
- 1000㎞の航続距離では、現代のハイブリッドモデルには勝てない、1500㎞走れるシステムに
- 水素燃料が、完全エコで安定的に安価になること
上記のようなアップデートが包括的に行われたならば、水素自動車の未来は明るくなると考えるぞ!
まとめ
水素自動車に未来はない?メリット・デメリットの理由!ミライ、クラリティ、ネッソ、買うならミライ一択?をまとめると
- 残念ながら、現状のままでは水素自動車の優位性が全くなく、今後伸びる要素が見えない状況です。
- 水素自動車を躍進させるには、インフラ整備、車両価格ダウン、安全安価な水素燃料は必須だと考えます。
今回は、水素自動車のメリット・デメリットについて話してみました。やはり現在では、デメリットの方が多いためにユーザーの購買意欲が上がっていないという結果になっています。