





FCVと水素エンジンの違いって?





水素を利用してモーター駆動するFCVの場合は、現在熟成しているエンジン車よりも開発費用が掛かります(すでに掛かっています)。また、今ある技術を転用されていますが、新しい発想も必要ですし、何よりも開発・販売コストもかかります。
これは、トヨタのMIRAIが740万円以上することからも明らかです。
一方水素を燃料にし、エンジンを稼働させる水素エンジン車の場合は、ガソリンに変わる燃料として開発することができ、さらに開発コストも大幅に下げることが可能です。
昔は、水素を製造するコストが高く、環境配慮もまだ未熟だったことから、水素エンジンの開発は行われていても市販化されることがほぼ無い状態でした。しかし現在や未来では、水素エンジンの可能性はかなり広がると感じます。
水素エンジンってインジェクションとパンキンとか変えれば簡単に、仕様変更できるって? pic.twitter.com/bJo3ufYjYN
— 原 日本 (@ymtco) October 19, 2024
水素エンジンとガソリンエンジンのメリット・デメリット



水素エンジンのメリットとは
- 水素と空気で爆発するわけだから、排気がほぼ水でクリーンになる
- 現段階で水素とガソリンの燃費性能は、ほぼ同等である
- FCVとは違い、低コストで開発できることから車両価格が抑えられる
水素エンジンのデメリットは
- そもそも水素を作る段階で、二酸化炭素を排出していないか!?
- 水素エンジン車が主流になるための、インフラ整備が必須
- 水素を安価で安定的に製造していく仕組みが必要となる
ガソリンエンジンのメリットは
- 既に熟成しつつある内燃機関が、現状では一番安心できる
ガソリンエンジンのデメリットは
- ガソリン価格は非常に上がっており、ガソリンエンジン性能の限界も見えてきている
- とにかく環境に悪い点では、水素には全くかなわない
水素エンジンを発展させるのに一番大きなデメリットは、水素の製造に際し二酸化炭素が排出されるケースが多い点です。
もちろん稼働時の排気はかなりクリーンですが、水素製造での大きな課題をクリアする点と、需要が増えた水素が安価で安定的に供給できる体制が出来上がるのかというのが最大のポイントです。
水素エンジンはガソリンエンジンに変わる可能性がある!
スズキが過去に電気自動車と水素エンジン車作ってたのは知らんかった、しかも数十年も前に… pic.twitter.com/phJQbBX92m
— しだー@10円玉BH (@eightone_81s) January 5, 2025


水素エンジンは、ガソリンエンジンの技術をそのまま転用・進化させた形になります。そのため、燃料が水素に切り替わっただけとの見方もできます。
ガソリン燃料に変わるものには、LPガスなどがありますが、基本的に化石燃料を根本に作られている点では、排気時エコではないといえます。
一方水素は、水素燃料を作る際の化石燃料使用という課題をクリアしなければいけませんが、排気に関してはクリーンであります。
こういった事から、水素エンジンがガソリンエンジンに切り替わる可能性は非常に高いといえます。
水素エンジンは現在のハイブリッドにない魅力がある!
ヤマハさんが水素エンジンのバイクを!!自分はバイクがすきで今も毎日バイク通勤しているくらいなのに、まったく知りませんでした。エンジンの鼓動はバイクの魅力です。電動になってしまうとさみしい気持ちもあります。水素エンジンはバイク好きには嬉しいです。情報ありがとうございます。 https://t.co/Lv3Mqj9otK pic.twitter.com/KWQNEKNVKV
— 八島 (@yazi_itsukanoao) January 28, 2023


ワシは、ハイブリッドモデルに乗っていると、車を運転しているという感じではなく、車が人を載せて走っているというイメージがあるんじゃ。
何となく、車を走らせる喜びが少なくなってしまうというか、、、なんか車に管理されている印象が強いんじゃ。
またハイブリッドであっても、PHEVであっても結局はガソリンを使用することで、排気が汚いという現実は変わらないと思うが、皆さんは如何かな?
しかも、トヨタのような複雑なハイブリッドモデルを製造しても、欧米などの国々では受け入れられるが、新興国では中々アフターの関係や車に対する考えの違いから、拡販が鈍くもなっていると思うぞ!
ワシは、こういった拡販に抑止がかかるハイブリッドモデルよりも、よりシンプルな水素エンジンをトヨタが世界に放とうとしていると予想しているんじゃ。
しかもガソリンエンジン搭載のものであれば、水素に置き換えられる可能性も高いぞ!バイク、農機具、消えてしまった2ストエンジン、ボートなどかなりの転用が利くとは言えないかの!?
将来的には水素エンジン+ハイブリッドの時代になっちゃうの???



日本では、2030年をめどに新車のガソリン車登録を禁止する方向で進めています。今の状況だと、ハイブリッド車、EV車、PHEV、FVCの購入に強制的に移行していく可能性があるという事です。
そこに割って入るのが、水素エンジン車だといえます。しかも今の技術をある程度継承して開発されます。
という事は、ガソリンエンジン車が乗れなくなってしまう前に、水素エンジン車が拡販され始めたならば、水素エンジン車は非常に重要な位置にあるといえます。
日本では、ガソリンハイブリッド、EV、PHEV、FCVだけでなく、水素エンジン車、水素ハイブリッド車の選択肢がある事に成ると考えます。
パンダ編集長の総括!


ワシは、水素エンジン車の未来が明るいと信じておるぞ!
確かに水素供給体制という点では、現時点でまだかなり不安もあるのじゃが、ガソリンエンジン同等の走行性能を有しているわけだから、水素燃料の安定供給がクリアできればかなり明るい水素エンジン車となるんじゃないかの!
水素エンジン車ならば、クルマらしい走りができるという点が一番の魅力的じゃ。
また、ガソリン燃料に変わるのが水素であれば、世界的にも普及が加速すのじゃないかと考えるぞ。ガソリンに比べて、かなりクリーンな排気は世界環境にも必ず寄与すると思うぞ。
燃料が水素である点だけが違うとすれば、ワシの予想じゃが、数年後くらいには市販化されると感じるし、モーターやバッテリーを搭載したハイブリッドなどよりも再販リスクも少なく、FCVよりも魅力的と言えるじゃないかの。
まとめ
時代はバッテリーの要らない水素エンジンカー?!再販も安心!?数年後には発売される?FCVじゃダメなの?をまとめると
今回は、水素エンジン車の未来について解説してみました。長らくその存在を知らしめてきたガソリン車は、日本においていずれ新車登録すらできなくなる可能性が高いといえます。
そんな折、ガソリン燃料に変わる水素燃料を使用したエンジン車が登場することとなれば、魅力がかなりあると言えると思いませんか?