





カーエアコンの仕組みを理解すると、自分でチェックもできるぞ!



エアコンの仕組みを理解することが、故障原因を見つけたり修理したりするのに大変重要です。
エアコンは、気化熱を利用して涼しさを生み出しているという原理であるという点、そのために低圧と高圧を繰り返しているという事、液体と気体という状態を繰り返している点、これらを漠然でも構わないので頭の中で図解できていれば大丈夫です。
エアコンで注意しなければならないのは、ただ一つです。高圧(🅗)と書かれたバルブ側に関しては、エアコン作動時に意味なく触れてはいけないという点です。
マニホールドゲージを使っている人は少し意味が理解できると思いますが、高圧側の圧力は、大けがするほど危険な状態になるからです。
例)エアコン補充を間違って、高圧側から入れると、補缶が最悪破裂します。
カーエアコンのチェックで必要なツールは?
車のエアコン死んで異音する状態で行ったスーパーの駐車場で会った車に自信ニキにエアコンガス補充しろ言われて補充したらエアコンちゃんと効くようになって神
アクセル踏んだら温度が氷点下になる!! pic.twitter.com/BbfQYGVChl— ちくわ (@tikuwadenko) April 25, 2025


チャージングホースは、ガス補充に欠かせないツールです。また、何でもよいと言えば何でもよいのですが、使う人の好みがあるのも事実です。特にゲージ部分です。
上に二つの商品を並べています。ゲージ内のデザインが大分違うのがわかるでしょうか?使いやすいのをチョイスできるかは重要です。
エアコンガスは、指定のガス規格であっているか(R134)を確認して購入できれば問題ないと考えます。ネット通販は、非常に便利なのですが、夏の時期になると24缶入り以外が割高になったりします。
もし夏に補充する場合は、お近くのア〇ト〇プロダクツ店舗などに行くと、種類も結構豊富で500円~700円/缶で販売しています。
夏前にエアコンをセルフチェック!「点検の必要性」
ということで今日のまとめ。
静岡の母、あーちゃんに会って観光して高速で帰るかとなり高速に乗るかエアコンの風が冷たくない…外気温高いから?など思いなが疲れてPAにより休憩がてら車両点検で異音異臭が…
そのため、保険会社に要請ら#ラパン#HE22S pic.twitter.com/NlZst2VSA5— はる (@niconicoharu2) August 19, 2024


車のボンネット内には、新車時のエアコンガス封入量が記載されています。これは、補充の際に目安になります。ここで重要なのは、エアコンガスの規定封入量は、450gから510gとかになっている点です。
実は、新車時のガス量は、460g位の車もあれば、500g入っている車もあるという点です。エアコンガスは、基本的に大量に漏れて少なくなるわけではありません。漏れていたら、すぐにエアコンが利かなくなります。
それでも一般的には、年間5gから10g位が漏れ、減少していきます。そのため、エアコンガスが新車時少なめの車の場合は、5年以上経過すると、機械の故障ではなく、ガスの減少でエアコンが効かなくなる可能性があります。
夏前にエアコンをセルフチェック!「稼働点検とガス補充」
稼働点検は?




一番重要なのは、車の年式、走行距離などをしっかり把握しておくことです。例えば、5年、10年、15年と乗っている期間が長いほど、色々なトラブルの可能性が高くなります。走行距離が、5、10、15万キロでも変わってきます。
- エンジンを掛ける前にチャージングホースで圧を計る
- エンジンをかけて、エアコンを稼働させます
- 稼働させた際に、エアコンガス不足以外の故障がないかを探る
- エアコンガス不足が原因だと分かったら、補充が必要かを確認
- エアコンガスが不足していたら補充、不足していなければ他の原因を探る
後述しますが、エアコンガス不足以外には、
下記の故障が考えられます(DIY作業でできそうな範囲で記載)。
- コンプレッサー不良
- コンデンサーファン不良
- エアコンクルーナー目つまり
- ブロアファン、レジスター故障
- エアミクスチャーダンパー故障
これ以外でも故障原因はありますが、上記以外の場合だとDIYはしない方が〇だと考えます。
ガス補充方法は?





25℃ | 30℃ | 35℃ | |
低圧側圧力MPa | 0.11~0.21 | 0.15~0.25 | 0.18~0.28 |
エンジン回転は、基本1500rpm(メーカーによっては2000rpm)
YOUTUBE動画でもエアコン補充をDIYしたというのがあると思いますが、実はこの2つの条件を守って作業していない動画がたくさんあります。
また、チャージングホースは、世界基準で作られています。単純に50℃を超える気温でも対応している製品として作られています。
よく青いラインまでが許容量だと思ってガス補充してしまう人がいますが、これは大失敗な例です。大事なのは、気温に関係してガス圧力も変わるということです。もちろん気温だけでなく、エンジンルーム内の温度も視野に入れなければなりません。さらにエンジン回転数です。
MPa表示されているチャージングホースも少ないので、kgf/㎠を代用して使うと便利です。0.3MPaは、ほぼ3kgf/㎠となります。日本の気候の場合、3kgf/㎠以上必要な事はほぼ無いとも言えます。
青いラインに一杯まで入れると、大失敗しますので注意ください。
チャージングホースによるチャージング方法は、一人ではなく二人で作業すると、失敗が少ないです。そのうえで下記の動画を観てみてください。
上のア〇ト〇プロダクツ公式動画よりも下の動画の方が解りやすく理解しやすいです。なぜ同社の動画を採用したかというと、こんな感じでも車は壊れたりしないということを紹介したかったためです。
夏前にエアコンをセルフチェック!「症状別故障推理」
ジムニーのエアコンが効かないって案件で、フィルターが…
交換してエアコンモリブデンぶち込んだら3℃下がったよー#平田自動車#丸山モリブデン#エアコン3℃下がる pic.twitter.com/PVaxp1k7rf— ヒラタ自動車@5/25近畿モトクロス選手権・ハスクバーナ・Kawasaki・SURRONショップ (@Woodshirappy) August 19, 2022


- そもそも風が出ない場合:ブロアファンの故障、操作パネル故障、エアコンクリーナー目詰まり
- 風量スイッチで風量が変わらない:レジスターの故障(通常は、風量1か4は作動する)
- 走行していると涼しいが止まると暑い:電動ファンモーターのモーター故障やセンサー故障
- エンジンルーム内からカチッと作動音がしない:コンプレッサー作動不良
- 温度上下スィッチがおかしい感じ:エアミクスチャーダンパー不良
エアコンガス不足以外の場合は、上記のような故障が考えられます。これくらいまでの故障は、DIYでも直せる可能性があります。上記だなと原因がはっきりしないときは、DIYをあきらめることも大切です。
夏前にエアコンをセルフチェック!「最後はプロに頼る気持ちも必要」



DIY作業の場合は、わからないことを無理に進めると大抵の場合は大きな失敗につながり、費用もかえって増えてしまいます。DIYの基本は、自分でわかる範囲をしっかり把握しておくことです。
夏前にエアコンをセルフチェック!「故障してないけどもっと冷やすには!」


大事なのは、エアコンシステム自体は故障なく稼働しているという点です。故障していないしガスも入っているけど、いまいち冷えないという方は、上記の商品を試してみてほしい!逆に故障しているのに注入してもお金をどぶに捨てるようなものです。
近年の異常気象で、欧米では車内が冷えないということが数年前から起こっていたそうです。そこで、この商品が絶大な人気になり、去年くらいから日本にもかなりの量が導入されています。
ワシの東北の知人が、この作業をしたらしいのじゃが、明らかにエアコンの冷えが変わったと言っていたぞ!注射器みたいので注入して、10分くらいで吹き出し口の温度が3度も下がったと!!!
この商品は、少しお高い気もするが試してみる価値絶大だと思うぞ!
夏前にエアコンをセルフチェック!「パンダ船長の意見」

エアコンガス補充の際は、チャージングホースを使い二人で作業できるのが一番安心じゃぞ!また、ガス補充の場合は、気温やエンジン回転数が重要なファクターだということも認識しよう!
エアコン故障の原因は、車の経年年数などでいろいろな原因が考えられるから、DIYでできる範囲とプロに任せる範囲を明確に分ければ安心じゃぞ!
エアコンガス補充の場合は、DIYで納得のいく補充をするのが一番安心という結論じゃ!
理由は、スタンドでガス補充したら入れすぎていたとか、整備工場などでもわかっていないで作業している人が多いのが現状だからじゃ。人に任せるよりも自分でやった方が安心!!!
まとめ
夏前にエアコンをセルフチェック!点検とガスチャージは自分でできる!整備工場に行く前にまずはセルフ作業をまとめると
ここでは、夏前までに自分でできるエアコン点検や、ガス補充の方法などを解説しました。これから夏本番です。壊れてからの修理は、かなり面倒です。しかも梅雨の時期に壊れると、運転が危険です。早めに点検しておきましょう。